特許
J-GLOBAL ID:201303023634711650
減速歯車機構
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
三浦 邦夫
, 安藤 大介
, 三浦 邦陽
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-085430
公開番号(公開出願番号):特開2013-212328
出願日: 2012年04月04日
公開日(公表日): 2013年10月17日
要約:
【課題】簡単な構成で、動作時の応答性と動作の安定性に優れた減速歯車機構を提供する。【解決手段】支持部材と回転部材の間に設けた外歯歯車と内歯歯車の一方と他方に形成された大径の円形穴と小径の円筒部の間に、2つの重合楔部材からなる楔部材を挿入する。2つの重合楔部材はそれぞれ、円筒部の外周面に摺接可能に接触する内側当接部と、円形穴の内周面に摺接可能に接触する外側当接部を周方向位置を異ならせて備えており、互いの内側当接部と外側当接部を径方向に隣接させ、かつ内側当接部と外側当接部の間の接続部を交差させて2つの重合楔部材が組み合わされる。2つの重合楔部材は付勢部材によって互いに正逆の回転方向に移動付勢され、それぞれの内側当接部と外側当接部を円筒部の外周面と円形穴の内周面に圧接させ、外歯歯車と内歯歯車の相対的な偏心位置を一定に保持させる。2つの重合楔部材は、駆動手段によって動作されることで、外歯歯車と内歯歯車に対して噛合位置の変化を伴う偏心回転を行わせる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
支持部材と、該支持部材に対して相対回転可能な回転部材のいずれか一方に、その回転中心部に位置させて固定される、外周に外歯を有する外歯歯車;
上記外歯歯車の外歯に噛み合う該外歯よりも歯数が多い内歯が形成され、上記支持部材と上記回転部材の他方に固定される内歯歯車;
上記外歯歯車と上記内歯歯車の一方と他方にそれぞれの軸を中心として設けられた、大径の円形穴と該円形穴より小径の円筒部;
上記円形穴の内周面と上記円筒部の外周面との間に挿入され、上記外歯歯車と上記内歯歯車を互いの中心位置が異なる偏心状態で噛合維持させる偏心保持手段;及び
上記円筒部の内周部に回転可能に支持され、該回転によって上記偏心保持手段を動作させて、上記外歯歯車と上記内歯歯車に噛合位置の変化を伴う偏心回転を行わせる駆動手段;
を有する減速歯車機構において、
上記偏心保持手段は、
上記円筒部の外周面に摺接可能に接触する内側当接部と、上記円形穴の内周面に摺接可能に接触する外側当接部とを周方向位置を異ならせてそれぞれ備え、互いの上記内側当接部と上記外側当接部を径方向に隣接させ、かつ上記内側当接部と上記外側当接部の間の接続部を互いに交差させて、上記円形穴の内周面と上記円筒部の外周面の間に挿入した2つの重合楔部材;及び
上記2つの重合楔部材を互いに正逆の回転方向に移動付勢して、該2つの重合楔部材の上記内側当接部と上記外側当接部をそれぞれ上記円筒部の外周面と上記円形穴の内周面に圧接させ、上記外歯歯車と上記内歯歯車の相対的な偏心位置を一定に保持させる付勢部材;
を備えていることを特徴とする減速歯車機構。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (8件):
3B099AA05
, 3B099CA03
, 3J027GC03
, 3J027GC22
, 3J027GD04
, 3J027GD08
, 3J027GD12
, 3J027GE21
前のページに戻る