特許
J-GLOBAL ID:201303023717239731

配電用自動電圧調整器の電力逆潮流原因判定方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-057169
公開番号(公開出願番号):特開2013-192378
出願日: 2012年03月14日
公開日(公表日): 2013年09月26日
要約:
【課題】配電用自動電圧調整器(SVR)で電力が逆潮流している原因が系統切換にあるのか、二次側に分散電源が連系したことにあるのかを判定する方法を提供する。【解決手段】タップ切換過程の開始後20ms毎にSVR2の一次側電圧変化量と二次側電圧変化量とを求め、300msの移動積算期間の間に求められた一次側電圧変化量及び二次側電圧変化量を積算する。各積算期間で演算された一次側電圧変化量の積算値から二次側電圧変化量の積算値を減じて電圧変化量差を演算し、演算された電圧変化量差の中から絶対値が最大になる電圧変化量差を最大電圧変化量差として抽出する。最大電圧変化量差の符号が正であるときに電力の逆潮流の原因が二次側で行われた系統切換にあると判定し、最大電圧変化量差の符号が負であるときに電力の逆潮流の原因が分散電源の連系にあると判定する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
配電系統に設置された負荷時タップ切換式の配電用自動電圧調整器で二次側から一次側に電力の逆潮流が生じたときに、該電力の逆潮流の原因を判定する配電用自動電圧調整器の電力逆潮流原因判定方法において、 前記配電用自動電圧調整器で電力の逆潮流が検出されたときに、該自動電圧調整器がタップ切換を行う期間を含むように設定した一定の計測期間の間、該自動電圧調整器の一次側電圧及び二次側電圧を一定の周期で発生する検出タイミングで検出し、 各検出タイミングから次の検出タイミングまでの期間を単位期間として、各単位期間の間に生じた前記一次側電圧の変化量の絶対値を各単位期間で生じた一次側電圧変化量として演算し、各単位期間の間に生じた前記二次側電圧の変化量の絶対値を各単位期間で生じた二次側電圧変化量として演算する電圧変化量演算処理と、 各単位期間と各単位期間に続いて現れるp-1個(pは2以上の整数)の単位期間とを含む連続するp個の単位期間からなる期間を積算期間として、各積算期間に含まれるp個の単位期間でそれぞれ生じたp個の一次側電圧変化量を積算し、各積算期間に含まれるp個の単位期間でそれぞれ生じたp個の二次側電圧変化量を積算する電圧変化量積算処理と、 各積算期間で積算された一次側電圧変化量の積算値と二次側電圧変化量の積算値との差を電圧変化量差として演算して記憶する電圧変化量差演算処理と、 前記計測期間の間に記憶された一連の電圧変化量差の中から絶対値が最大の値をとる電圧変化量差を最大電圧変化量差として抽出する最大電圧変化量差抽出処理と、 抽出された最大電圧変化量差の演算に用いられた一次側電圧変化量の積算値が前記最大電圧変化量差の演算に用いられた二次側電圧変化量の積算値よりも大きいときに前記自動電圧調整器の一次側が系統の電源から切り離されて二次側が他の系統の電源に接続されたことに起因して前記電力の逆潮流が生じたと判定し、前記最大電圧変化量差の演算に用いられた一次側電圧変化量の積算値が前記最大電圧変化量差の演算に用いられた二次側電圧変化量の積算値よりも小さいときに前記自動電圧調整器の一次側が系統の電源に接続された状態で二次側に分散電源が連系したことに起因して前記電力の逆潮流が生じたと判定する判定処理と、 を行うことを特徴とする配電用自動電圧調整器の逆潮流原因判定方法。
IPC (1件):
H02J 3/00
FI (2件):
H02J3/00 G ,  H02J3/00 J
Fターム (1件):
5G066AA03

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