特許
J-GLOBAL ID:201303025351305356
電池及び電池の製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人コスモス特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-163628
公開番号(公開出願番号):特開2013-030280
出願日: 2011年07月26日
公開日(公表日): 2013年02月07日
要約:
【課題】電池ケース内が適切に減圧された電池等を提供すること。【解決手段】電池100は、電池ケース110の内圧を大気圧Paとした状態で、大気圧Pa下でゴム栓部183を引き抜いたときの引き抜き耐力Faが取り得る範囲を第1耐力範囲AFaとし、上記内圧を初期内圧Pbとした状態で、大気圧Pa下でゴム栓部183を引き抜いたときの引き抜き耐力Fbが取り得る範囲を第2耐力範囲AFbとしたとき、貫通孔170の円筒部171の内径d、ゴム栓部183の最大圧縮部183pの外径D、及びゴム栓部183の硬度Hを、第1耐力範囲AFaと第2耐力範囲AFbとが互いに離間する大きさとしてなる。【選択図】図5
請求項(抜粋):
自身の内外を連通する貫通孔を有する電池ケースと、
前記電池ケース内に収容された電極体と、
ゴム状弾性体からなり、前記貫通孔に前記電池ケースの外部から圧入してこの貫通孔を密栓してなるゴム栓部を有する封止部材と、を備え、
初期充電前の前記電池ケースの内圧を、大気圧Paよりも減圧された初期内圧Pbとして、前記ゴム栓部で前記貫通孔を密栓し、その後に前記初期充電を施してなる
電池であって、
前記貫通孔は、内周面が円筒状をなす円筒部を有し、
前記ゴム栓部は、前記貫通孔の軸線方向に直交する断面が円形で前記軸線方向の外側ほど径大となるテーパ状の側面をなすテーパ部を有し、
前記テーパ部は、前記円筒部の前記外側の開口端縁である外側円筒端縁で、最も高い圧縮率に圧縮されてなり、
前記貫通孔の前記円筒部の内径をdとし、
前記ゴム栓部の前記テーパ部のうち、前記外側円筒端縁で最大に圧縮された最大圧縮部の、圧縮前の外径をDとし、
前記ゴム栓部の硬度をHとし、
前記電池ケースの内圧を大気圧Paとした状態で、大気圧Pa下で前記ゴム栓部を引き抜いたときに、前記ゴム栓部に生じる引き抜き耐力Faが取り得る範囲を第1耐力範囲AFaとし、
前記電池ケースの内圧を前記初期内圧Pbとして、前記ゴム栓部で前記貫通孔を密栓した後、前記初期充電前に、大気圧Pa下で前記ゴム栓部を引き抜いたときに、前記ゴム栓部に生じる引き抜き耐力Fbが取り得る範囲を第2耐力範囲AFbとしたとき、
前記円筒部の内径d、前記最大圧縮部の外径D、及び、前記ゴム栓部の硬度Hを、前記第1耐力範囲AFaと前記第2耐力範囲AFbとが互いに離間する大きさとしてなり、
閾値Fsを前記第1耐力範囲AFaと前記第2耐力範囲AFbとの間の値としたとき、
前記電池ケースの内圧を前記初期内圧Pbとして、前記ゴム栓部で前記貫通孔を密栓した後に、
大気圧Pa下で最大で前記閾値Fsまでの引き抜き力Fhを前記ゴム栓部に掛けて、前記ゴム栓部の引き抜きを試みて、
前記ゴム栓部が引き抜かれなかった電池について、前記初期充電を施してなる
電池。
IPC (3件):
H01M 2/36
, H01M 2/04
, H01M 10/04
FI (3件):
H01M2/36 101D
, H01M2/04 A
, H01M10/04 Z
Fターム (17件):
5H011AA09
, 5H011BB03
, 5H011CC06
, 5H011DD07
, 5H023AA03
, 5H023AS01
, 5H023CC11
, 5H023CC14
, 5H023CC16
, 5H023CC28
, 5H023CC30
, 5H023DD06
, 5H028BB03
, 5H028BB04
, 5H028BB10
, 5H028CC07
, 5H028HH09
引用特許:
審査官引用 (1件)
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密閉型電池
公報種別:公開公報
出願番号:特願2007-254729
出願人:三洋電機株式会社
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