特許
J-GLOBAL ID:201303028501851205

脱亜鉛処理プラント及び脱亜鉛プラントの操業方法、並びにニッケル酸化鉱石の湿式製錬方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小池 晃 ,  伊賀 誠司 ,  藤井 稔也 ,  野口 信博 ,  祐成 篤哉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-049511
公開番号(公開出願番号):特開2013-185178
出願日: 2012年03月06日
公開日(公表日): 2013年09月19日
要約:
【課題】ニッケル酸化鉱石の湿式製錬方法において、定期点検終了後のプラント立ち上げ時において、亜鉛硫化物の分離処理におけるろ布に負荷が掛からずにスムーズな立ち上げができ、ニッケル回収用母液(脱亜鉛終液)中の亜鉛残留量を1mg/L以下とすることを可能にする方法を提供する。【解決手段】定期点検終了後の立ち上げに際して、立ち上げ開始時には、中和終液に対する硫化処理を行わずに、その中和終液を流送配管34内の切替バルブ39を調整して循環配管38を介して脱亜鉛反応槽31に循環させるように制御し、循環するその中和終液の流量及び/又は温度が所定値以上になったときに、脱亜鉛反応槽にて硫化処理を施して亜鉛硫化物を含んだニッケル回収用母液を生成させ、切替バルブ39を調整してその亜鉛硫化物を含んだニッケル回収用母液を移送配管37を介してフィルター装置33に移送する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
ニッケル酸化鉱石の湿式製錬方法において、該ニッケル酸化鉱石の浸出液を中和する中和工程を経て得られた中和終液に硫化処理を施して亜鉛硫化物を形成し、該亜鉛硫化物を分離してニッケル及びコバルトを含むニッケル回収用母液を得る脱亜鉛工程において用いられる脱亜鉛処理プラントであって、 上記中和終液に対して硫化処理を施して亜鉛硫化物を形成し、該亜鉛硫化物を含んだニッケル回収用母液を生成させる脱亜鉛反応槽と、 上記亜鉛硫化物と上記ニッケル回収用母液とを分離するフィルター装置と、 上記亜鉛硫化物を含んだニッケル回収用母液を一時的に貯留するとともに、上記フィルター装置に通ずる移送配管が連結された流送配管を設けて該亜鉛硫化物を含んだニッケル回収用母液を該フィルター装置に移送する貯留槽と を備え、 上記貯留槽に設けられた上記流送配管には、上記移送配管との連結部において循環配管が連結されて分岐し、該分岐点に切替バルブが設けられ、 さらに上記流送配管には、該流送配管を流れる液の流量及び/又は温度を測定する測定部が設けられており、 当該脱亜鉛処理プラントの定期点検終了後の立ち上げに際して、立ち上げ開始時には、上記中和終液に対する硫化処理を行わずに、該中和終液を上記切替バルブの調整により上記貯留槽の流送配管に連結された上記循環配管を介して上記脱亜鉛反応槽に循環させるように制御され、循環する該中和終液の流量及び/又は温度が所定値以上になったときに、該脱亜鉛反応槽にて硫化処理を施して亜鉛硫化物を含んだニッケル回収用母液を生成させ、上記切替バルブの調整により該亜鉛硫化物を含んだニッケル回収用母液が上記移送配管を介して上記フィルター装置に移送されるように構成されていることを特徴とする脱亜鉛処理プラント。
IPC (4件):
C22B 23/00 ,  C22B 3/44 ,  C22B 3/04 ,  C22B 9/02
FI (5件):
C22B23/00 102 ,  C22B3/00 Q ,  C22B3/00 D ,  C22B3/00 R ,  C22B9/02
Fターム (12件):
4K001AA07 ,  4K001AA19 ,  4K001AA30 ,  4K001BA02 ,  4K001BA05 ,  4K001BA19 ,  4K001DB03 ,  4K001DB13 ,  4K001DB14 ,  4K001DB23 ,  4K001DB24 ,  4K001EA06

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