特許
J-GLOBAL ID:201303029460470753

施錠装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 木戸 一彦 ,  木戸 良彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-049324
公開番号(公開出願番号):特開2013-185319
出願日: 2012年03月06日
公開日(公表日): 2013年09月19日
要約:
【課題】ハンドル操作によりウイングを確実、且つ、静粛に開閉及び施錠・解錠することができる。【解決手段】ウイング10の裏面に突設したリンク機構支持プレート20と、ラッチ受け40に係合してウイング10を施錠するラッチバー31と、リンク機構支持プレート20に枢軸35を中心に回動可能な操作アーム33cと、操作アーム33cに第1浮動軸37にて回動可能に設けリンクプレート32、リンクプレート32に第2浮動軸38にて回動可能に設けたラッチバー32及び付勢部材40とを備え、ラッチバー32の直線状ガイド孔31c及びリンクプレート32の円弧状ガイド孔32dに枢軸35が挿通している。施錠時には、筐体の開口の周縁に配置されているパッキンをウイング10を押し潰して前記開口を密閉する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
筐体の開口を開閉するウイングの施錠装置であって、 該施錠装置は、前記ウイングの裏面に突設したリンク機構支持プレートと、該リンク機構支持プレートに支持されたリンク機構とを備え、 該リンク機構は、前記筐体に設置されているラッチ受けに係合して前記ウイングを施錠するラッチバーと、リンクプレートを介して前記ラッチバーを操作する操作ハンドルと、前記ラッチバーを施錠方向に押動する付勢部材とで構成され、 前記操作ハンドルは、把手部と、該把手部の基部後面に突設した操作アームとを有し、該操作アームは、前記リンク機構支持プレートに沿って並行に配設されて、先端を前記リンク機構支持プレートに設けた枢軸に回動可能に軸支することにより前記ウイングの表面板に対して起伏可能に配設され、 前記ラッチバーは、テーパ状ガイド面、前記ラッチ受けに係合可能な係合溝及び長手方向の直線状ガイド孔が長手方向先端部から後端部に亘って順次形成され、該直線状ガイド孔に前記枢軸を挿通させて前記ラッチ受け方向と前記操作ハンドル方向とに移動可能及び前記枢軸を中心に回動可能に設けられ、 前記リンクプレートは、前記リンク機構支持プレートに並行に配設され、基部を前記操作アームの基部と共に第1浮動軸に回動可能に設けるとともに、先端部を前記ラッチバーの中間部と共に第2浮動軸に回動可能に設け、中間部に前記第1浮動軸を中心とする円弧状ガイド孔を形成し、該円弧状ガイド孔に前記枢軸を挿通し、 前記付勢部材は、一端を前記第2浮動軸に回動可能に設けるとともに他端を前記リンク機構支持プレートのフランジ部に形成した挿通孔に挿通し、前記付勢部材の中間部に形成された係合段部と前記フランジ部との間に前記ラッチバーを施錠方向に押動せしめるコイルバネを縮設し、 前記リンク機構支持プレートに前記ラッチバーの定位置規制ストッパを設け、 施錠状態の場合は、前記把手部は、前記ウイングに沿った倒伏位置にあり、前記リンクプレートは、前記円弧状ガイド孔の付勢部材の付勢方向の端部側に前記枢軸が位置した施錠位置にあり、前記ラッチバーは、前記直線状ガイド孔の係合溝方向の端部側に前記枢軸が位置した施錠位置にあり、前記係合溝が前記付勢部材の付勢力にて前記ラッチ受けに係合し、この係合しているときに、前記筐体の開口の周縁又は該周縁に対応する前記ウイングの裏面の何れか一方又は双方に装着されたパッキンを前記ウイングが押し潰して前記筐体の開口を密閉し、 施錠状態から解錠状態にする場合は、前記把手部が倒伏状態から起立方向に引き出されると、第1段階にて、前記操作ハンドルは前記枢軸を中心に回動し、この回動に連れて前記第1浮動軸が回動することにより、前記リンクプレートは、前記円弧状ガイド孔の付勢部材の反付勢方向の端部側に前記枢軸が位置するまで回動し、前記ラッチバーは、前記直線状ガイド孔の前記操作ハンドル方向の端部側に前記枢軸が位置するまで前進し、前記ウイングにて押し潰されていた前記パッキンによる密閉状態が解除され、前記把手部がさらに起立方向に引き出された第2段階にて、前記リンクプレート及び前記ラッチバーは、付勢部材の付勢力に抗して前記操作ハンドルと一体に枢軸を中心に前記把手部の回動方向に回動されて、前記係合溝が前記ラッチ受けから離脱して解錠状態になり、前記ウイングを開くことができ、 解錠状態から施錠状態にする第1の場合は、起立状態の前記把手部を前記ウイングの表面板に沿った倒伏状態に回動すると、前記リンクプレート及び前記ラッチバーは施錠位置になり、この施錠位置で前記ウイングの閉じ操作を行うと、前記テーパ状ガイド面が前記ラッチ受けに案内されて、前記ラッチバーは付勢部材の付勢力に抗して前記枢軸を中心に回動し、前記定位置規制ストッパから離れ、前記ウイングがさらに押し込まれると前記付勢部材の付勢力にて前記係合溝が前記ラッチ受けに係合するとともに、前記パッキンが前記ウイングにて押し潰されて閉じ状態のウイングにて前記筐体の開口を密閉し、 解錠状態から施錠状態にする第2の場合は、前記ラッチバーが前進した前記第1段階にて前記ウイングの閉じ操作を行うと、前記テーパ状ガイド面が前記ラッチ受けに案内されて、前記ラッチバーは前記付勢部材の付勢力に抗して前記枢軸を中心に回動し、前記定位置規制ストッパから離れ、前記ウイングがさらに押し込まれると前記付勢部材の付勢力にて前記係合溝が前記ラッチ受けに係合し、この状態で前記把手部を前記ウイングの表面板に沿った倒伏状態にして、前記円弧状ガイド孔の前記付勢部材の付勢方向の端部側に前記枢軸が位置する施錠位置に前記リンクプレートを復帰させ、前記係合溝が前記ラッチ受けに係合した状態で、前記直線状ガイド孔の前記係合溝方向の端部側に前記枢軸が位置する施錠位置に前記ラッチバーが後退することにより前記ウイングが前記開口側に引き寄せられて、前記パッキンが前記ウイングにて押し潰されて閉じ状態のウイングにて前記筐体の開口を密閉し、 解錠状態から施錠状態にする第3の場合は、前記リンクプレート及び前記ラッチバーが前記付勢部材の付勢力に抗して前記操作ハンドルと一体に枢軸を中心に回動している第2の段階で前記ウイングの閉じ操作を行うと、前記ラッチバーの係合溝がラッチ受けに対向する位置まで前記ウイングが押し込まれ、前記把手部が前記表面板に沿った位置まで倒伏されると、前記係合溝が前記ラッチ受けに係合し、前記円弧状ガイド孔の付勢部材の付勢方向の端部側に前記枢軸が位置する施錠位置に前記リンクプレートが復帰し、前記直線状ガイド孔の係合溝方向の端部側に前記枢軸が位置する施錠位置に前記ラッチバーが後退し、前記ウイングが前記開口側に引き寄せられて、前記ウイングにて前記パッキンを押し潰して前記筐体の開口を密閉する ことを特徴とする施錠装置。
IPC (1件):
E05B 5/02
FI (1件):
E05B5/02 D
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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