特許
J-GLOBAL ID:201303036701621444

標的生体高分子の選択的標識剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 牛木 護 ,  小合 宗一 ,  高橋 知之
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2010063754
公開番号(公開出願番号):WO2011-021581
出願日: 2010年08月13日
公開日(公表日): 2011年02月24日
要約:
酸化還元反応性がない金属イオンを介して生体高分子と錯体を形成し、該生体高分子と会合するときにだけ選択的に発光することができ、洗浄を行わなくても非特異的な背景蛍光が生じない、蛍光色素化合物を、既存のさまざまな蛍光特性を有する蛍光色素に普遍的に適用できる原理に基づいて開発すること。本発明は生体高分子の選択的蛍光標識剤を提供する。本発明の標識剤は、シグナル発信原子団Pと原子団Xとを含む第1化合物と、シグナル吸収原子団Qと原子団Yとを含む第2化合物とからなり、前記原子団Xは前記原子団Yの特異的結合パートナーであって、前記原子団Xと前記原子団Yとが非共有結合によって連結して第1化合物と第2化合物とが会合するとき、前記原子団Qは前記原子団Pが発するシグナルを吸収する。本発明は、第1化合物がHisZiFiTで、第2化合物がBHQ2-His6又はDABCYL-His6か、あるいは、第1化合物がTMR-triNTAで、第2化合物がDABCYL-His6かを含むタンパク質の選択的標識剤を提供する。
請求項(抜粋):
シグナル発信原子団Pと原子団Xとを含む第1化合物と、シグナル吸収原子団Qと原子団Yとを含む第2化合物とからなる標的生体高分子の選択的蛍光標識剤であって、前記原子団Xは前記原子団Yの特異的結合パートナーであって、前記原子団Xと前記原子団Yとが非共有結合によって連結して第1化合物と第2化合物とが会合するとき、前記原子団Qは前記原子団Pが発するシグナルを吸収し、前記標的生体高分子は前記原子団Xと前記原子団Yとの連結を競合阻害し、前記標的生体高分子が前記原子団Xを介して第1化合物と連結するとき、前記原子団Qは前記原子団Pが発するシグナルを吸収できないことを特徴とする、標的生体高分子の選択的標識剤。
IPC (2件):
G01N 33/542 ,  G01N 21/78
FI (2件):
G01N33/542 A ,  G01N21/78 C
Fターム (27件):
2G054AA08 ,  2G054BB02 ,  2G054BB04 ,  2G054BB05 ,  2G054BB10 ,  2G054CA23 ,  2G054CE02 ,  2G054EA03 ,  2G054GA03 ,  2G054GA04 ,  2G054GA09 ,  2G054GB02 ,  4B024AA11 ,  4B024CA07 ,  4B024DA03 ,  4B024GA11 ,  4B024HA01 ,  4B024HA11 ,  4H045AA30 ,  4H045BA13 ,  4H045BA14 ,  4H045BA15 ,  4H045BA16 ,  4H045BA41 ,  4H045EA50 ,  4H045FA10 ,  4H045FA74

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