特許
J-GLOBAL ID:201303038403227558

被検物質の特異的検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 紺野 昭男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-213217
公開番号(公開出願番号):特開2013-083639
出願日: 2012年09月26日
公開日(公表日): 2013年05月09日
要約:
【課題】 色素増感の光電流検知を利用した生体分子等の被検物質の検出において、有機溶媒を必須としない電解質溶液を用いて光電流検知の工程を行う検出方法の提供。電解質媒体を、有機溶剤を含まない水系とすることで、その利用性を向上させることに加え、ばらつきの少ない測定値が得られる。【解決手段】 色素増感の光電流検知を利用した生体分子等の被検物質の検出において、被検物質の反応工程乃至光電流検知までを一つの装置で行い、かつ光電流検知の工程を、非プロトン性溶媒を必須としない電解質溶液を用いて行う。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
増感色素が結合した被検物質がプローブ物質を介して固定された作用電極を、対電極と共に電解質媒体に接触させ、前記作用電極に光を照射して前記増感色素を光励起させ、光励起された増感色素から作用電極への電子移動に起因して作用電極と対電極との間に流れる光電流を検出することを含んでなる被検物質の特異的検出方法であって、 前記作用電極が、前記増感色素が光励起に応じて放出する電子を受容可能な電子受容物質を含んでなる電子受容層を有し、この電子受容層の表面に前記プローブ物質が担持されてなり、 前記作用電極を前記被検物質と反応溶液の存在下、接触させることを少なくとも含んでなる、前記増感色素が結合した被検物質がプローブ物質を介して固定された作用電極を得る結合反応工程と、 前記結合反応工程後に未結合の物質を洗浄溶液で洗浄する洗浄工程と、 前記電解質媒体を供給して、光を照射し、光電流を測定する測定工程を一つのセンサセル内で行い、 前記電解質媒体が、酸化された状態の増感色素に電子を供給しうる電解質と、水とを含み、実質的に非プロトン性溶媒を含まないものであることを特徴とする、被検物質の特異的検出方法。
IPC (2件):
G01N 27/416 ,  G01N 27/327
FI (2件):
G01N27/46 U ,  G01N27/30 351

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