特許
J-GLOBAL ID:201303042977994546
幹細胞及び胎児由来の心筋細胞及び予定心筋細胞の精製方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
,
代理人 (4件):
小野 新次郎
, 小林 泰
, 富田 博行
, 深澤 憲広
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-095524
公開番号(公開出願番号):特開2013-143968
出願日: 2013年04月30日
公開日(公表日): 2013年07月25日
要約:
【課題】 本発明は、従来は心筋細胞を精製する目的に用いることが想定できなかった諸性質や新たに見出した諸性質を用いて、遺伝子改変を経ず、特別なタンパク質及び生理活性物質の添加を行わず、胎児及び幹細胞由来に由来する心筋細胞を含む細胞混合物から、心筋細胞を高度にかつ高収率で精製する方法を開発することを課題とする。【解決手段】 本発明の発明者らは、低血清条件、低糖条件、低栄養条件、低カルシウム条件、弱酸性pH条件、乳酸添加条件、アスパラギン酸・グルタミン酸添加条件、および/またはピルビン酸添加条件の培養液中で胚性幹細胞由来の心筋細胞を培養することにより、効率的且つ高度に心筋細胞を選択・精製できることを見いだした。更に、胚性幹細胞で見出した方法が、胎児由来の心筋細胞の選択・精製や、成体幹細胞由来の心筋細胞の選択・精製に応用可能であることを見出した。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
胚性幹細胞(ES細胞)に類似した形質を有する幹細胞由来の心筋細胞と非心筋細胞とを含む細胞混合物から、心筋細胞を選択する方法であって、前記細胞混合物を、
(i)糖類を含まない条件または分化誘導時に用いた培養液中の糖類の条件と比較して糖類を1%未満まで低下させた条件である低糖条件;および
(ii)培養液中のカルシウム濃度が0.3〜1.3 mMの条件である低カルシウム条件、培養液に含有されるすべての栄養成分が、当該培養液中の栄養成分と比較して10%以下まで低下している条件である低栄養条件、乳酸添加条件、アスパラギン酸・グルタミン酸添加条件、およびピルビン酸添加条件、からなる群から選択される1または複数の条件;
を有する培養液中で培養することを特徴とする、心筋細胞を選択する方法。
IPC (2件):
FI (2件):
C12N5/00 202G
, C12N5/00 102
Fターム (17件):
4B063QA18
, 4B063QQ08
, 4B063QQ13
, 4B063QR16
, 4B063QR69
, 4B063QS12
, 4B063QX01
, 4B065AA93X
, 4B065AB01
, 4B065AC20
, 4B065BB02
, 4B065BB08
, 4B065BB12
, 4B065BC13
, 4B065BD15
, 4B065BD45
, 4B065CA44
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (1件)
-
J Mol Cell Cardiol, vol.32, pp.839-851 (2000)
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