特許
J-GLOBAL ID:201303042980993020

推定値算出方法、システム及びコンピュータ・プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 英一
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-154980
特許番号:特許第5134154号
出願日: 2012年07月10日
要約:
【課題】 複数の不良データに対して非画一的な推定値を算出することができるようにする。 【解決手段】 本発明の推定値算出方法は、相互関係を有する複数成分からなる観測多次元データ群における健全データ(すべての成分が正常値であるデータをいう。)群の情報に基づいて不良データ(一部の成分が不具合値であるデータをいう。)における不具合値に対する推定値を算出するものであり、区間変更変換処理過程(S1020、S1100)と、付加情報作成処理過程(S1030)と、健全データグループ分け処理過程(S1070)と、不良データ用グループ代表組情報初期設定処理過程(S1080、S1090)と、不良データ補完推定処理過程(S1110)と、不良データ書換処理過程(S1120)とを含んでいる。 【選択図】 図2
請求項(抜粋):
【請求項1】 相互関係を有する複数成分からなる観測多次元データ群Yi0(観測多次元データの識別子をi0で表す。)(式(1)参照。)における健全データ(すべての成分が正常値であるデータをいう。)群の情報に基づいて不良データ(一部の成分が不具合値であるデータをいう。)における不具合値に対する推定値を、以下に示す各処理過程のすべてをコンピュータが実行することにより算出する推定値算出方法であって、 すべての前記健全データのすべての成分の値、及び、すべての前記不良データの不具合値ではない成分の値に対して、各成分の区間変更を行う変換(恒等変換を含む。)に基づく区間変更関数fi1(成分の識別子をi1で表す。)(式(2)参照。)を用いてfi1(yi1[i0])による区間変更後データXi0を生成する区間変更変換処理過程と、 すべての前記健全データに対して、付加情報Zi0(式(3)参照。)を生成する付加情報作成処理過程と、 すべての前記健全データに基づくデータの組の群(Xi0,Zi0)(式(6)参照。)によるデータ群をクラスタリングすることにより、該各健全データをその属するグループに分ける健全データグループ分け処理過程と、 前記健全データグループ分け処理過程によりグループ分けされた各グループ(グループの識別子をi3で表す。)に対して、各グループの代表の組(GXi3,GZi3)(式(7)参照。)の初期情報(GX'i3,GZ'i3)(式(8)参照。)を設定する不良データ用グループ代表組情報初期設定処理過程と、 前記各不良データに対して、当該不良データを各グループの代表の組(GXi3,GZi3)の情報を利用して、各グループのうちのいずれかのグループi3’に割り当てるとともに、当該割り当てられたグループi3’の代表の組(GXi3’,GZi3’)の情報を利用して、当該不良データの不具合値の成分に対応する区間変更後データの成分の推定値(xi1[i0])estを算出する不良データ補完推定処理過程と、 前記区間変更関数の逆関数(式(2)参照。)を用いて、区間変更後データの推定値に対して変換(式(9)参照。)を行う不良データ書換処理過程とを含み、 前記不良データ補完推定処理過程における前記不良データの前記グループへの割り当てでは、不良データにおける不具合値ではない成分のみによる成分を用いて、式(10)で示される関数により、Ψ6(yi1[i0],fi1(yi1[i0]))の値と、Ψ6(yi1[i0],xgi1[i3])の値に基づく距離値d1(i0,i3)が最小となるグループに当該不良データを割り当てるようにした推定値算出方法。
IPC (1件):
G06F 17/30 ( 200 6.01)
FI (2件):
G06F 17/30 210 D ,  G06F 17/30 220 Z
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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