特許
J-GLOBAL ID:201303044749605516

活性炭製造システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平井 安雄
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-524027
特許番号:特許第5099939号
出願日: 2012年05月02日
要約:
【要約】 活性炭の製造にあたり、効率よく木質材料や炭化物を加熱して乾燥、炭化、賦活の各処理を進行させられると共に、活性炭の製造に係る環境負荷を抑えられる活性炭製造システムである。すなわち、適切な温度の飽和水蒸気による加熱で木質材料の乾燥工程を実行すると共に、過熱水蒸気による加熱で木質材料の初期の炭化の工程を実行することで、効率よく熱を伝えて木質材料を加熱でき、熱損失を抑えられると共に、こうした加熱に際し有害成分を含むガスが乾燥装置10や第1の炭化装置21から排出されることはなく、環境への悪影響をより少なくすることができる。また、木質廃棄物から効率よく活性炭を製造して使用可能とすることで、廃棄物に含まれる有用物質を無駄にすることなく活用が図れ、廃棄物の量を減らして環境への影響も抑えられる。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 小片状の木質材料を加熱して乾燥させる乾燥装置と、 乾燥した前記木質材料を加熱して炭化する炭化部と、 前記木質材料の炭化した炭化物を賦活して活性炭とする賦活装置とを少なくとも備え、 前記乾燥装置は、熱源として約100ないし120°Cの飽和水蒸気を用い、炉内に収容した加熱対象物を炉外から加熱する外熱式の装置であり、 前記炭化部は、熱源として約150ないし400°Cの過熱水蒸気を用い、炉内に収容した加熱対象物を炉外から加熱する外熱式の装置である一又は複数の第1の炭化装置と、約400ないし800°Cの熱源で炉内に収容した加熱対象物を炉外から加熱する装置であり、前記第1の炭化装置の後段側に配設される一又は複数の第2の炭化装置とを有してなり、 前記賦活装置は、約800ないし950°Cの熱源で炉内に収容した炭化物を炉外から加熱する装置であり、 前記乾燥装置で用いられた後の飽和水蒸気、及び、前記第1の炭化装置で用いられた後の過熱水蒸気は、凝縮して水となった後に再度加熱されて前記飽和水蒸気及び過熱水蒸気として循環使用されることを 特徴とする活性炭製造システム。
IPC (2件):
C01B 31/08 ( 200 6.01) ,  C25B 1/04 ( 200 6.01)
FI (2件):
C01B 31/08 A ,  C25B 1/04
引用特許:
出願人引用 (1件)

前のページに戻る