特許
J-GLOBAL ID:201303045569363146

密封装置付転がり軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-116111
公開番号(公開出願番号):特開2013-242006
出願日: 2012年05月22日
公開日(公表日): 2013年12月05日
要約:
【課題】非回転時及び低速回転時の補助シールリップ16aによるシール性能を十分に確保しつつ、高速回転時にこの補助シールリップ16aの摺接縁29と補助シール摺接面19aとの間に作用する摩擦力(回転抵抗)を十分に低減若しくは喪失させられると共に、前記補助シールリップ16aのシール寿命を十分に確保できる構造を実現する。【解決手段】前記補助シールリップ16aの基端部及び中間部に、その長さ方向の一部分にくびれ部が存在しない板状の連結部26を設けると共に、同じく先端部に、この連結部26よりも大きな厚さ寸法を有する厚肉部27を設ける。そして、この厚肉部27の軸方向片端縁に設けた前記摺接縁29を前記補助シール摺接面19aに、全周に亙って摺接させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
外周面の軸方向中間部に内輪軌道を有し、使用時に静止部材に外嵌固定された状態で回転しない内輪と、内周面の軸方向中間部に外輪軌道を有し、使用時に回転部材を外嵌固定した状態でこの回転部材と共に回転する外輪と、前記内輪軌道と前記外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、前記内輪の外周面と前記外輪の内周面との間に存在して前記各転動体を設置した軸受内部空間の軸方向端部開口を塞ぐ、スリンガ及びシールリングから成る密封装置とを備え、 前記スリンガは、円環状に造られ、前記軸受内部空間の軸方向端部開口を塞ぐ位置に配置された状態で、内周縁部を前記内輪の軸方向端部に固定されたもの又は前記静止部材の一部に固定されるものであり、 前記シールリングは、円輪状の芯金により弾性材を補強して成るもので、前記スリンガの軸方向内側に配置された状態で、外周縁部を前記内輪の軸方向端部に係止されており、且つ、この状態で、内周縁部に設けられた、前記弾性材の一部を構成する主シールリップの先端縁を、前記内輪の端部表面に設けられた主シール摺接面に全周に亙り摺接させると共に、外側面のうちで前記主シールリップよりも径方向外側に位置する部分から軸方向外側に延出し且つ先端側に向かう程径寸法が大きくなる方向に傾斜する状態で設けられた、前記弾性材の一部を構成する補助シールリップの先端縁を、前記スリンガの内側面の径方向一部分に設けられた補助シール摺接面に全周に亙り摺接させている 密封装置付転がり軸受に於いて、 前記補助シールリップは、基端部及び中間部を構成し、その長さ方向の一部分にくびれ部が存在しない板状の連結部と、先端部を構成する、この連結部よりも大きな厚さ寸法を有する厚肉部とを有するもので、この厚肉部の軸方向片端縁に設けた摺接縁を、前記補助シール摺接面に全周に亙り摺接させている事を特徴とする 密封装置付転がり軸受。
IPC (2件):
F16C 33/78 ,  F16C 19/18
FI (2件):
F16C33/78 D ,  F16C19/18
Fターム (20件):
3J016AA02 ,  3J016AA03 ,  3J016BB03 ,  3J016BB05 ,  3J016CA02 ,  3J701AA02 ,  3J701AA32 ,  3J701AA43 ,  3J701AA54 ,  3J701AA62 ,  3J701BA73 ,  3J701BA78 ,  3J701BA79 ,  3J701FA31 ,  3J701GA01 ,  3J701GA24 ,  3J701GA29 ,  3J701XB03 ,  3J701XB24 ,  3J701XB26

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