特許
J-GLOBAL ID:201303047778783694

熱間圧延ラインの温度制御方法および温度制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 加藤 久 ,  久保山 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-058914
公開番号(公開出願番号):特開2013-188792
出願日: 2012年03月15日
公開日(公表日): 2013年09月26日
要約:
【課題】粗圧延における温度調整時間を減らし、生産ロスを解消する熱間圧延ラインの温度制御方法およびシステムを提供する。【解決手段】粗圧延機2と仕上圧延機3との間にバー冷却装置4とバーヒーター5を設け、加熱炉1から抽出されたスラブが仕上圧延機に入る粗バーの目標温度T0まで冷却するために必要な温度調整量(必要温度調整量)ΔTnを算出し、その必要温度調整量分をできるだけ最短時間で温度調整するようにするために、必要温度調整量ΔTnのうち、バー冷却装置4で冷却できる分はバー冷却装置4で冷却し、冷却不足であれば、粗圧延機2による温度調整で冷却を行う。必要温度調整量ΔTnが負のときは、バーヒーター5により目標温度まで粗バーを加熱する。これにより、粗圧延における温度調整時間を減らし、生産ロスを解消することができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
粗圧延機と仕上圧延機との間にバー冷却装置およびバーヒーターを設置した熱間圧延ラインの温度制御方法であって、 加熱炉から抽出されたスラブの温度から、粗圧延機によるスラブの温度調整を行わずに前記粗圧延機で圧延し、仕上圧延機の入側まで搬送したときの仕上圧延入側予測温度Trを求め、 求められた前記仕上圧延入側予測温度Trから、予め設定された仕上圧延入側目標温度T0を差し引いて必要温度調整量ΔTnを演算し、 演算された前記必要温度調整量ΔTnが許容範囲内かどうかを判定し、 ΔTnが許容範囲内のときは前記バー冷却装置、前記バーヒーター、および前記粗圧延機による温度調整は行わずに温度制御を終了し、 ΔTnが許容範囲を超えたときは、ΔTnが正か、負かの判定を行い、 ΔTnが正のときは、粗バーの板厚、通板速度に基づいて前記バー冷却装置の最大温度調整可能量ΔTmaxを求め、 ΔTn≦ΔTmaxのときは、前記必要温度調整量ΔTnの値に基づいて前記バー冷却装置のみを使用して粗バーの冷却を実行し、 ΔTn>ΔTmaxのときは、前記バー冷却装置での温度調整不足量ΔTc=ΔTn-ΔTmaxを冷却するための粗圧延機による温度調整パターンを決定して粗バーの冷却を実行し、 その後、前記バー冷却装置により前記最大温度調整可能量ΔTmaxを設定値として粗バーの冷却を行い、 前記必要温度調整量ΔTnが負のときは、前記必要温度調整量ΔTnに応じた設定値で前記バーヒーターによる粗バーの加熱を行う ことを特徴とする熱間圧延ラインの温度制御方法。
IPC (2件):
B21B 37/76 ,  B21B 37/00
FI (2件):
B21B37/00 132B ,  B21B37/00
Fターム (7件):
4E024AA07 ,  4E024BB06 ,  4E024BB07 ,  4E024BB08 ,  4E024BB09 ,  4E024EE01 ,  4E024GG10
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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