特許
J-GLOBAL ID:201303052771976458
トレハロース含有細胞洗浄溶液を用いた接着細胞のインビトロ継代方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (5件):
廣田 雅紀
, 小澤 誠次
, 東海 裕作
, ▲高▼津 一也
, 堀内 真
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-002443
特許番号:特許第5276230号
出願日: 2013年01月10日
要約:
【課題】接着細胞を培養容器から剥離するためのタンパク質分解酵素処理とその後の細胞処理による細胞死を効果的に抑制できる、接着細胞のインビトロ継代方法や、上記細胞洗浄液を含有する、接着細胞のインビトロ継代のためのキットを提供すること。
【解決手段】生理的水溶液に、トレハロース若しくはその誘導体又はそれらの塩を添加し、トレハロース若しくはその誘導体又はそれらの塩を有効成分として含有する細胞洗浄液を作製する。かかる細胞洗浄液を用いて、タンパク質分解酵素処理により接着細胞を培養容器から剥離する前に、接着細胞を洗浄するとタンパク質分解酵素処理による細胞死(アポトーシスなど)を抑制(阻害)することができる。上記細胞洗浄液に適用されるトレハロース類濃度としては、タンパク質分解酵素処理による細胞死(アポトーシスなど)を抑制(阻害)できる濃度であればよく、通常は0.1〜20(w/v)%であり、好ましくは1〜15(w/v)%、より好ましくは1.0〜7.0(w/v)%、さらに好ましくは3〜5.0(w/v)%である。
【選択図】なし
請求項(抜粋):
【請求項1】以下の工程(a)〜(d)を順次備えたことを特徴とする接着細胞のインビトロ継代方法。
(a)接着細胞が接着した培養容器における培地を除去し、生理的水溶液にトレハロース若しくはその誘導体又はそれらの塩を添加してなる細胞洗浄液で接着細胞を洗浄する工程;
(b)タンパク質分解酵素処理により接着細胞を培養容器から剥離させる工程;
(c)タンパク質分解酵素の処理を停止するために、培養容器から剥離した接着細胞を、タンパク質を含有する生理的水溶液中に懸濁する工程;
(d)細胞懸濁液の一部を、新しい培養容器を用いて継代培養する工程;
IPC (3件):
C12N 1/00 ( 200 6.01)
, C12N 5/077 ( 201 0.01)
, C12N 1/04 ( 200 6.01)
FI (3件):
C12N 1/00 A
, C12N 5/00 202 G
, C12N 1/04
引用特許:
出願人引用 (4件)
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幹細胞懸濁液
公報種別:公開公報
出願番号:特願2010-293908
出願人:株式会社大塚製薬工場, 学校法人自治医科大学
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細胞診断用検体、その調製方法及び装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-298885
出願人:旭メディカル株式会社
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有核細胞の洗浄方法及び洗浄液
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-262797
出願人:旭メディカル株式会社
-
真核細胞及び細胞を保存する方法
公報種別:公表公報
出願番号:特願2003-519236
出願人:ザリージェンツオブザユニバーシティオブカリフォルニア
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審査官引用 (4件)