特許
J-GLOBAL ID:201303053437972200

粘弾性測定方法及び粘弾性測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 森 哲也 ,  小西 恵 ,  田中 秀▲てつ▼ ,  廣瀬 一 ,  宮坂 徹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-015802
公開番号(公開出願番号):特開2013-156092
出願日: 2012年01月27日
公開日(公表日): 2013年08月15日
要約:
【課題】粘弾性体が、単純な力学モデルでは表せられない、複雑な粘弾性を持つ場合に、弾性および粘性を明瞭に区別して、粘弾性体内部の性質を推定するのに有効な粘断性測定方法及び粘弾性測定装置を提供する。 【解決手段】粘弾性測定装置100は、粘弾性体に接触させた振動体1の変位を示す変位信号から特定周波数の信号成分を抽出し、抽出した特定周波数成分から振動体1の振動速度を演算し、この振動速度に線形速度フィードバックゲインGlinを乗算したフィードバック制御信号によるフィードバック制御によって振動体1を自励振動させる。その際に、信号成分を抽出時の特定周波数を変化させ、変化させた特定周波数毎にGlinを変化させ、変化させたGlin毎にフィードバック制御を行って、振動体1が自励振動したか否かを検出し、特定周波数毎に、自励振動を検出時の発振限界ゲインGi*を測定する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
測定対象物に接触させる振動体と、 当該振動体を自励振動させるアクチュエータと、 前記振動体の振動変位を検出する変位センサと、 前記変位センサの出力信号である変位信号から特定周波数の信号成分を抽出する特定周波数成分抽出手段と、 前記特定周波数成分抽出手段で抽出された前記特定周波数の信号成分に基づき、振動体の振動速度を検出する振動速度検出手段と、 前記振動速度検出手段で検出される前記振動速度を正帰還して、 Fs=Glin・(dx/dt) ただし、Fs:フィードバック制御信号 Glin:正値である線形速度フィードバックゲイン x:振動体の変位 dx/dt:振動体の振動速度 で表されるフィードバック制御信号により前記アクチュエータをフィードバック制御するフィードバック制御手段と、を含む粘弾性測定装置を用いた測定対象物の粘弾性測定方法であって、 前記特定周波数成分抽出手段の前記信号成分を抽出時の前記特定周波数を変化させるステップと、 前記変化させた特定周波数毎に、前記フィードバック制御における前記線形速度フィードバックゲインを変化させるステップと、 前記変化させた線形速度フィードバックゲインによるフィードバック制御を行う毎に、前記振動体が自励振動したか否かを検出するステップと、 前記振動体が自励振動したことを検出したときの前記線形速度フィードバックゲインを測定するステップと、を含むことを特徴とする粘弾性測定方法。
IPC (1件):
G01N 19/00
FI (1件):
G01N19/00 D
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特許第3151153号
引用文献:
前のページに戻る