特許
J-GLOBAL ID:201303053592198155

セメント中のα型半水石膏及びβ型半水石膏の定量方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 田村 爾 ,  杉村 純子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-078836
公開番号(公開出願番号):特開2013-210213
出願日: 2012年03月30日
公開日(公表日): 2013年10月10日
要約:
【課題】セメント中に含まれるα型半水石膏及びβ型半水石膏の含有量の大小に係らず、かかるα型半水石膏量及びβ型半水石膏量を精度良く、短時間で定量することができる、セメント中のα型半水石膏及びβ型半水石膏の定量方法を提供する。【解決手段】セメント中のα型半水石膏及びβ型半水石膏の定量方法は、α型半水石膏及びβ型半水石膏の粉末X線回折ピーク強度の違いを利用して、ポルトランドセメント中のα型半水石膏量及びβ型半水石膏を定量する方法である。【選択図】図2
請求項(抜粋):
セメント中の半水石膏量B(%)を熱分析により定量し、 該半水石膏量が1%以上である場合には、該セメント中のカルシウムシリケート相を溶解させ、 得られた溶解残渣の粉末X線回析測定により特定の2θ値における半水石膏のピーク強度CB(cps)を測定し、 別途作成した、α型半水石膏量と粉末X線回析測定による特定の2θ値のピーク強度との関係の検量線、及びβ型半水石膏量と粉末X線回析測定による特定の2θ値のピーク強度との関係の検量線から、前記半水石膏量B(%)に相当する、α型半水石膏のピーク強度CαB(cps)及びβ型半水石膏のピーク強度CβB(cps)を求め、 以下の式(C)〜(F): CB=a×CαB+b×CβB・・・・・(C)式 a+b=1 ・・・・・(D)式 Bα=a×B ・・・・・(E)式 Bβ=b×B ・・・・・(F)式 (但し、上記式中の記号は以下のものを示す。 B:セメント中の半水石膏量[%] CB:セメント中の特定の2θにおけるピーク強度[cps] CαB:検量線に基づく半水石膏量B(%)におけるα型半水石膏の特定の2θ値におけるピーク強度[cps] CβB:検量線に基づく半水石膏量B(%)におけるβ型半水石膏の特定の2θ値におけるピーク強度[cps] a:α型半水石膏比率[-] b:β型半水石膏比率[-] Bα:セメント中のα型半水石膏量[%] Bβ:セメント中のβ型半水石膏量[%] ) を用いて、セメント中のα型半水石膏量Bα(%)及びβ型半水石膏量Bβ(%)を算出することを特徴とする、セメント中のα型半水石膏及びβ型半水石膏の定量方法。
IPC (3件):
G01N 23/20 ,  G01N 33/38 ,  G01N 25/02
FI (3件):
G01N23/20 ,  G01N33/38 ,  G01N25/02 Z
Fターム (12件):
2G001AA01 ,  2G001BA22 ,  2G001CA01 ,  2G001GA13 ,  2G001KA01 ,  2G001LA03 ,  2G040AA03 ,  2G040AB12 ,  2G040BA05 ,  2G040CA02 ,  2G040CA16 ,  2G040ZA02

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