特許
J-GLOBAL ID:201303058269036849
粘着フィルムの製造方法および粘着フィルム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
志賀 正武
, 渡邊 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-211768
公開番号(公開出願番号):特開2013-032533
出願日: 2012年09月26日
公開日(公表日): 2013年02月14日
要約:
【課題】基材層に対する粘着剤層の密着性に優れ、基材層の薄膜化が可能な上、基材層中に透明性など光学特性を低下させる滑材などを含ませる必要がなく、生産性に優れた粘着フィルムの製造方法および粘着フィルムを提供する。【解決手段】エネルギー線硬化により常温で粘着性を発現する粘着剤層形成用の樹脂層Aと、エネルギー線硬化により常温で粘着性を発現しないで固化する基材層形成用の樹脂層Bとを多層コーティングした後に、エネルギー線を照射して前記樹脂層Aと樹脂層Bとを同時に完全に硬化させることにより、基材層の少なくとも一方の面に粘着剤層が積層された粘着フィルムを一度に形成する。基材層に対する粘着剤の密着性が向上するので、糊残りの問題が発生しにくくなる。また、基材層および粘着剤の厚さを自由に設定しても製造上の問題が生じないので、基材層の厚さを薄くすることができる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
エネルギー線硬化により常温で粘着性を発現する粘着剤層形成用の樹脂層Aと、エネルギー線硬化により常温で粘着性を発現しないで固化する基材層形成用の樹脂層Bとを多層コーティングした後に、エネルギー線を照射して前記樹脂層Aと樹脂層Bとを同時に完全に硬化させることにより、基材層の少なくとも一方の面に粘着剤層が積層された粘着フィルムを一度に形成する製造方法であって、
前記樹脂層Aおよび樹脂層Bは、無溶剤型のエネルギー線硬化性組成物からなり、
前記樹脂層Aを硬化させてなる粘着剤層が、ソフトセグメントを与える樹脂モノマーからなる樹脂モノマー群から選択された1つ以上の樹脂モノマーと、ハードセグメントを与える樹脂モノマー及び/又は官能基含有の樹脂モノマーからなる樹脂モノマー群から選択した1つ以上の樹脂モノマーとを共重合して得られるアクリル系共重合体からなり、
前記ソフトセグメントを与える樹脂モノマーが、アルキル基の炭素数が4以上のアルキルアクリレートと、アルキル基の炭素数が6以上のアルキルメタクリレートとからなる樹脂モノマー群からなり、
前記ハードセグメントを与える樹脂モノマーが、アルキル基の炭素数が1〜3のアルキルアクリレートと、アルキル基の炭素数が1〜5のアルキルメタクリレートと、酢酸ビニルとからなる樹脂モノマー群からなり、
前記粘着剤層のアクリル系共重合体に用いられる前記官能基含有の樹脂モノマーが、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、グリシジル(メタ)アクリレート、N-メチロールアクリルアミド、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレートと、2-ヒドロキシ-3-アクリロイロキシプロピルメタクリレートと、ビスフェノールA エポキシアクリレートとからなる樹脂モノマー群からなり、
前記樹脂層Bを硬化させてなる基材層が、硬化後にタック性のないアクリル系のUV硬化性樹脂からなることを特徴とする粘着フィルムの製造方法。
IPC (5件):
C09J 7/02
, C09J 133/06
, B32B 27/00
, B32B 27/16
, B32B 27/30
FI (5件):
C09J7/02 Z
, C09J133/06
, B32B27/00 M
, B32B27/16
, B32B27/30 A
Fターム (49件):
4F100AK22A
, 4F100AK25A
, 4F100AK25B
, 4F100AK42
, 4F100AL01A
, 4F100AR00C
, 4F100AT00B
, 4F100BA02
, 4F100BA03
, 4F100BA10B
, 4F100BA10C
, 4F100CA02
, 4F100CB05A
, 4F100EH46A
, 4F100EH46B
, 4F100EJ08B
, 4F100EJ38
, 4F100EJ52B
, 4F100GB15
, 4F100GB41
, 4F100JA05A
, 4F100JA05B
, 4F100JB14A
, 4F100JB14B
, 4F100JL13A
, 4F100JL14C
, 4J004AA10
, 4J004AB01
, 4J004AB06
, 4J004CA03
, 4J004CB03
, 4J004CC02
, 4J004DB03
, 4J004EA01
, 4J004FA08
, 4J040DF011
, 4J040DF021
, 4J040DF041
, 4J040DF051
, 4J040JA09
, 4J040JB07
, 4J040JB09
, 4J040KA13
, 4J040LA02
, 4J040LA06
, 4J040MA02
, 4J040MA05
, 4J040MA10
, 4J040NA18
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (2件)
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感圧接着剤(粘着剤)-その機能と仕組み-, 19910220, 第1版, P.213-216
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感圧接着剤(粘着剤)-その機能と仕組み-, 19910220, 第1版, P.213-216
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