特許
J-GLOBAL ID:201303068134235219

めっき濡れ性及び耐ピックアップ性に優れる溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山本 文夫 ,  綿貫 達雄 ,  関根 由布
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-004555
公開番号(公開出願番号):特開2013-142198
出願日: 2012年01月13日
公開日(公表日): 2013年07月22日
要約:
【課題】易酸化性元素であるSiやMnを含む鋼板を母材とした、めっき濡れ性及び耐ピックアップ性に優れる溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】所定成分の鋼板を連続式溶融亜鉛めっき設備において焼鈍処理、および溶融亜鉛めっき層を施す処理を行うに際し、下記第1工程で水素分圧PH2と水蒸気分圧PH2Oの比の対数log(PH2O/PH2)が-4以上-2以下となる窒素雰囲気中で、時間a1秒(10≦a1≦500)の間に板温T1°C(200≦T1≦500)まで加熱し、第2工程でlog(PH2O/PH2)が-1.5以上+0.5以下となる窒素雰囲気中で、時間a2秒(20≦a2≦1000)の間に板温T1°CからT2°C(600≦T2≦1000)まで加熱し、第3工程でlog(PH2O/PH2)が-4以上-2以下となる窒素雰囲気中で、時間a3秒(30≦a3≦1500)の間、板温T3°C(-100≦T3-T2≦100)で均熱する。【選択図】図6
請求項(抜粋):
質量%で、 Cを0.05%以上0.50%以下、 Siを0.1%以上3.0%以下、 Mnを0.5%以上5.0%以下、 Pを0.001%以上0.5%以下、 Sを0.001%以上0.03%以下、 Alを0.005%以上1.0%以下 を含有し、残Feおよび不可避的不純物からなる鋼板を、通常の鋳造、熱間圧延、酸洗、冷間圧延を施して冷延鋼板とした後、連続式溶融亜鉛めっき設備において当該冷延鋼板に焼鈍処理、および溶融亜鉛めっき層を施す処理を行うに際し、下記第1、第2、第3の工程で焼鈍することを特徴とする、めっき濡れ性及び耐ピックアップ性に優れる溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。 第1工程(予熱): 水素分圧PH2と水蒸気分圧PH2Oの比の対数log(PH2O/PH2)が-4以上-2以下となる窒素雰囲気中で、時間a1秒(10≦a1≦500)の間に板温T1°C(200≦T1≦500)まで加熱する。 第2工程(加熱): 水素分圧PH2と水蒸気分圧PH2Oの比の対数log(PH2O/PH2)が-1.5以上+0.5以下となる窒素雰囲気中で、時間a2秒(20≦a2≦1000)の間に板温T1°CからT2°C(600≦T2≦1000)まで加熱する。 第3工程(均熱): 水素分圧PH2と水蒸気分圧PH2Oの比の対数log(PH2O/PH2)が-4以上-2以下となる窒素雰囲気中で、時間a3秒(30≦a3≦1500)の間、板温T3°C(-100≦T3-T2≦100)で均熱する。
IPC (7件):
C23C 2/06 ,  C23C 2/40 ,  C23C 2/02 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58 ,  C21D 9/46
FI (7件):
C23C2/06 ,  C23C2/40 ,  C23C2/02 ,  C22C38/00 301T ,  C22C38/06 ,  C22C38/58 ,  C21D9/46 J
Fターム (39件):
4K027AA02 ,  4K027AA05 ,  4K027AA23 ,  4K027AB07 ,  4K027AB42 ,  4K027AC13 ,  4K027AC32 ,  4K027AC73 ,  4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA09 ,  4K037EA11 ,  4K037EA13 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA17 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA20 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EA33 ,  4K037EA35 ,  4K037EA36 ,  4K037EB07 ,  4K037EB08 ,  4K037EB09 ,  4K037FJ02 ,  4K037FJ04 ,  4K037FJ05 ,  4K037FJ06 ,  4K037FJ07 ,  4K037GA05
引用特許:
審査官引用 (1件)

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