特許
J-GLOBAL ID:201303068450801587

含フッ素アルケン化合物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人三枝国際特許事務所
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-536634
公開番号(公開出願番号):特表2013-519629
出願日: 2011年02月08日
公開日(公表日): 2013年05月30日
要約:
本発明は、酸化クロム及びフッ素化された酸化クロムからなる群から選ばれた少なくとも一種のフッ素化触媒の存在下に、特定の含塩素化合物を、加圧下において、気相状態でフッ素化剤と反応させる第一反応工程と、第一反応工程より低い圧力下において、第一反応工程の生成物を気相状態で加熱する第二反応工程を含むことを特徴とする、一般式:CF3(CX2)nCF=CH2(式中、Xは各々独立してF又はClであり、nは0〜2の整数である。)で表される含フッ素アルケンの製造方法を提供するものである。 本発明の方法によれば、取り扱いの容易な触媒を用いて、目的物への変換が困難な副生物や分離の困難な副生成物の生成を抑制して、高い選択率で含フッ素アルケンを製造できる。
請求項(抜粋):
下記工程を含むことを特徴とする、一般式(1):CF3(CX2)nCF=CH2(式中、Xは各々独立してF又はClであり、nは0〜2の整数である。但し、含塩素化合物として下記一般式(4)の含塩素アルケンを用いる場合には、n=0である)で表される含フッ素アルケンの製造方法: (i)酸化クロム及びフッ素化された酸化クロムからなる群から選ばれた少なくとも一種のフッ素化触媒の存在下に、一般式(2):CX3(CX2)nCClYCH2Z(式中、Xは各々独立してF又はClである。YはH又はFであり、YがHの場合はZはCl又はFであり、YがFの場合はZはHである。nは0〜2の整数である。)で表される含塩素アルカン、一般式(3):CX3(CX2)nCCl=CH2(式中、Xは、各々独立してF又はClであり、nは0〜2の整数である。)で表される含塩素アルケン、及び一般式(4):CH2XCCl=CX2(式中、Xは、各々独立してF又はClである。)で表される含塩素アルケンからなる群から選ばれた少なくとも一種の含塩素化合物を、加圧下において、気相状態でフッ素化剤と反応させる第一反応工程、 (ii)第一反応工程より低い圧力下において、第一反応工程の生成物を気相状態で加熱して、該生成物に含まれる一般式(5):CF3(CX2)nCFACH3(式中、Xは各々独立してF又はClであり、AはF又はClであり、nは0〜2の整数である。但し、含塩素化合物として、一般式(4)の含塩素アルケンを用いる場合には、n=0である。)で表される含フッ素アルカンの脱ハロゲン化水素反応を行う第二反応工程。
IPC (3件):
C07C 17/20 ,  C07C 21/18 ,  C07C 17/25
FI (3件):
C07C17/20 ,  C07C21/18 ,  C07C17/25
Fターム (10件):
4H006AA02 ,  4H006AC24 ,  4H006AC30 ,  4H006BA14 ,  4H006BA30 ,  4H006BC11 ,  4H006BC18 ,  4H006EA03 ,  4H039CA51 ,  4H039CD20

前のページに戻る