特許
J-GLOBAL ID:201303069050581428

湿紙搬送ベルト、抄紙システムおよび抄紙方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 葛和 清司 ,  後藤 仁志
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-206802
特許番号:特許第5227475号
出願日: 2012年09月20日
要約:
【課題】 本発明は、紙盗られや耳浮などの現象が同時に抑制され、湿紙搬送性に優れた湿紙搬送ベルトを提供すること、および、上述した湿紙搬送性を、抄紙工程の様々な種類の紙(特に原紙坪量)に対応して実現する、湿紙搬送ベルトを提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の湿紙搬送ベルト1は、湿紙Wを搬送するための湿紙搬送ベルト1であって、樹脂層22により構成され、かつ湿紙Wを坦持する湿紙接触表面221を有し、湿紙接触表面221が、巾方向において、湿紙Wの端部WEを坦持するシートエッジ領域222と、湿紙の中央付近を坦持する中央領域223とを有し、シートエッジ領域222における湿紙接触表面221の算術平均粗さRa1(μm)が、中央領域223における湿紙接触表面221の算術平均粗さRa2(μm)よりも小さく、所定の関係式(1)および(2)を満足する。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 湿紙を搬送するための湿紙搬送ベルトであって、 樹脂層により構成され、かつ湿紙を坦持する湿紙接触表面を有し、 湿紙接触表面が、巾方向において、湿紙の端部を坦持する2本のシートエッジ領域と、2本のシートエッジ領域の内側に位置し湿紙の中央付近を坦持する中央領域とを有し、 シートエッジ領域における湿紙接触表面の算術平均粗さRa1(μm)が、中央領域における湿紙接触表面の算術平均粗さRa2(μm)よりも0.3μm以上小さく、 以下の式(1)および(2) Ra2(μm)=0.0125×X+A (1) A≦B×10-16×Y4+C×10-4×Y3+D×10-2×Y2+E×Y+F (2) 式中、各記号は、それぞれ、 X=搬送される湿紙の原紙坪量(g/m2) Y=樹脂層を構成する樹脂の水に対する膨潤率(%) B=4.441 C=9.132 D=-4.247 E=0.6580 F=3.1027 である、 の関係を満足し、ここで、 Yが、1.5〜15.0であり、 Ra1(μm)が、3.5μm以下であり、 各シートエッジ領域の巾が、それぞれ、湿紙の巾の0.1〜20%である前記湿紙搬送ベルト。
IPC (2件):
D21F 7/08 ( 200 6.01) ,  D21F 3/00 ( 200 6.01)
FI (2件):
D21F 7/08 Z ,  D21F 3/00
引用特許:
審査官引用 (2件)

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