特許
J-GLOBAL ID:201303070789251700
標的免疫調節抗体および融合タンパク質に基づく組成物および方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (12件):
清水 初志
, 春名 雅夫
, 山口 裕孝
, 刑部 俊
, 井上 隆一
, 佐藤 利光
, 新見 浩一
, 小林 智彦
, 渡邉 伸一
, 大関 雅人
, 五十嵐 義弘
, 川本 和弥
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-556279
公開番号(公開出願番号):特表2013-521311
出願日: 2011年03月04日
公開日(公表日): 2013年06月10日
要約:
本発明は、標的免疫調節抗体および融合タンパク質が癌細胞の免疫寛容に対抗するまたは免疫寛容を逆転させることができるという将来性ある発見に基づく。癌細胞は、腫瘍微小環境における特定の免疫抑制機構を介して化学療法剤または腫瘍標的抗体による排除から逃れることができ、このような癌細胞の能力は免疫寛容として認識されている。そのような免疫抑制機構には、免疫抑制サイトカイン(例えば、形質転換成長因子ベータ(TGF-β))および制御性T細胞ならびに/または免疫抑制性骨髄樹状細胞(DC))が含まれる。腫瘍誘導性の免疫寛容に対抗することにより、本発明は、任意に別の既存の癌処置と併用する、癌処置に有効な組成物および方法を提供する。本発明は、耐性または播種性癌細胞に対するT細胞媒介性の適応抗腫瘍免疫を活性化および梃入れすることにより腫瘍誘導性の免疫寛容に対抗し、化学療法の抗腫瘍効果を増強する戦略を提供する。
請求項(抜粋):
免疫調節部分に融合された標的部分を含む分子であって、
(a)標的部分が、標的分子に特異的に結合し;かつ
(b)免疫調節部分が、
(i)形質転換成長因子ベータ(TGF-β);形質転換成長因子ベータ受容体(TGF-βR);プログラム死1リガンド1(PD-L1;B7-H1)もしくはプログラム死1リガンド2(PD-L2;B7-DC);プログラム死1(PD-1);核因子κB受容体活性化因子リガンド(RANKL);または核因子κB受容体活性化因子(RANK);および
(ii)4-1BB(CD137);4-1BBリガンド(4-1BBL;CD137L);OX40(CD134;TNR4);OX40リガンド(OX40L);グルココルチコイド誘導性腫瘍壊死因子受容体ファミリー関連遺伝子(GITR;AITR);GITRリガンド(GITRL);HVEM;LIGHT;CD27;またはCD70
から選択される分子に特異的に結合する、分子。
IPC (12件):
C07K 19/00
, C07K 16/18
, C07K 14/705
, A61K 39/395
, A61K 38/00
, A61P 35/00
, A61P 43/00
, A61K 45/00
, A61K 39/00
, A61K 35/12
, A61P 37/00
, A61P 29/00
FI (15件):
C07K19/00
, C07K16/18
, C07K14/705
, A61K39/395 C
, A61K39/395 L
, A61K37/02
, A61P35/00
, A61P43/00 121
, A61K39/395 E
, A61K39/395 T
, A61K45/00
, A61K39/00 Z
, A61K35/12
, A61P37/00
, A61P29/00
Fターム (38件):
4B065AA90X
, 4B065AC20
, 4B065BA22
, 4B065CA24
, 4B065CA25
, 4B065CA44
, 4C084AA01
, 4C084AA02
, 4C084AA19
, 4C084BA44
, 4C084NA14
, 4C084ZB07
, 4C084ZB11
, 4C084ZB26
, 4C084ZC75
, 4C085AA03
, 4C085AA13
, 4C085AA14
, 4C085AA21
, 4C085EE01
, 4C085GG01
, 4C087AA01
, 4C087AA02
, 4C087BB63
, 4C087NA14
, 4C087ZB07
, 4C087ZB11
, 4C087ZB26
, 4C087ZC75
, 4H045AA10
, 4H045AA11
, 4H045BA10
, 4H045BA41
, 4H045CA40
, 4H045DA76
, 4H045DA86
, 4H045EA20
, 4H045FA74
引用文献:
審査官引用 (2件)
-
M.Zhang, et al., The Journal of Immunology, 2008, 181, pp3690-3697
-
E.P.Kwiatkowska, et al., Acta Biochimica Polonica, 2006, 53(2), pp361-369
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