特許
J-GLOBAL ID:201303080215123717

可変容量形ポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 小林 博通 ,  橋本 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-284030
公開番号(公開出願番号):特開2013-057326
出願日: 2012年12月27日
公開日(公表日): 2013年03月28日
要約:
【課題】ポンプの小型化に供する可変容量形オイルポンプを提供する。【解決手段】この可変容量形オイルポンプ10は、カムリング17の作動により吐出量を可変にするベーンタイプの可変容量形オイルポンプであって、吐出領域側のカムリング17の外周域に、それぞれ吐出圧が導入され、カムリング17に対して偏心量を減少させる方向へ吐出圧を作用させる第1受圧面33を有する第1圧力室31及びカムリング17に対して偏心量を増大させる方向へ吐出圧を作用させる第2受圧面34を有する第2圧力室32を、互いにピボット部17aを挟んで対向するように配置して、前記両圧力室31,32の内圧のバランスによってカムリング17の偏心量を制御するように構成した。【選択図】図8
請求項(抜粋):
少なくとも内燃機関の各摺動部に作動油を供給する可変容量形オイルポンプであって、 内燃機関によって回転駆動されるロータ及び該ロータの外周部に出没自在に設けられた複数のベーンから構成されるポンプ要素と、 前記ポンプ要素を内周側に収容すると共に、外周側に設けられた揺動支点を中心として揺動することで前記ロータの回転中心に対する偏心量が変化するカムリングと、 前記カムリングの軸方向両側に側壁が配置されることによって前記ロータ及び隣接するベーンにより画成される複数の作動油室と、 前記カムリングを内部に収容すると共に、前記ロータの回転方向に沿って前記複数の作動油室の容積が減少する吐出領域に前記側壁を介して開口する吐出部及び前記ロータの回転方向に沿って前記複数の作動油室の容積が増大する吸入領域に前記側壁を介して開口する吸入部を有するハウジングと、 前記ロータの回転中心に対して前記カムリングの偏心量を増大させる方向へ該カムリングを付勢する付勢部材と、 前記カムリングの外周側と前記ハウジングの内周面と前記カムリングの揺動支点とによって画成され、かつ、内部に吐出圧が導入されて、前記付勢部材の付勢力を妨げるように吐出圧を作用させる第1受圧面を介して前記カムリングに対し偏心量を減少させる方向へ揺動力を付与する第1圧力室と、 前記カムリングの外周側と前記ハウジングの内周面と前記カムリングの揺動支点とによって画成され、かつ、内部に吐出圧が導入されて、前記付勢部材の付勢力を助勢するように吐出圧を作用させる第2受圧面を介して前記カムリングに対し偏心量を増大させる方向へ揺動力を付与する第2圧力室と、 前記第2圧力室への吐出圧の供給を切換制御する制御手段と、を備え、 前記第1受圧面の面積が、前記第2受圧面の面積よりも大きく設定されると共に、 前記第1圧力室及び第2圧力室が、それぞれ室の一部が少なくともロータ径方向において前記吐出領域と重合するように、前記カムリングの中心に対し前記揺動支点側に設けられていることを特徴とする可変容量形オイルポンプ。
IPC (2件):
F04C 14/22 ,  F04C 2/344
FI (2件):
F04C14/22 D ,  F04C2/344 331J
Fターム (11件):
3H040AA03 ,  3H040BB01 ,  3H040BB11 ,  3H040CC22 ,  3H040DD23 ,  3H044AA02 ,  3H044BB05 ,  3H044CC26 ,  3H044DD13 ,  3H044DD16 ,  3H044DD35
引用特許:
出願人引用 (4件)
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