特許
J-GLOBAL ID:201303083914638543

鋼矢板地下壁構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 志賀 正武 ,  高橋 詔男 ,  棚井 澄雄 ,  増井 裕士 ,  勝俣 智夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-004100
公開番号(公開出願番号):特開2013-142275
出願日: 2012年01月12日
公開日(公表日): 2013年07月22日
要約:
【課題】簡単な構造で鋼矢板を補剛するで、鋼矢板の破壊モードを曲げ降伏型からせん断降伏型とすることが可能となり、地震時の面内せん断荷重に対して鋼矢板の全断面が有効に抵抗することが可能となるため、鋼材の使用率を効率を良くすることができる。また、鋼矢板同士の深度方向に延びる継手部の溶接箇所を無くすことで、困難な溶接作業を減らすことが可能となり、溶接にかかる作業効率を向上させ、工期の短縮を図ることができる。【解決手段】上床スラブ2Aと下床スラブ2Bとの間において深度方向に延びる第1補剛材15が接続され、その第1補剛材15が所定の算定式によって得られた上床スラブ2Aと下床スラブ2Bとの間の深度方向の上下端部の位置から補剛される距離の領域内に接続されて補剛された鋼矢板1Aによって構成される鋼矢板地下壁構造を提供する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
地中に打ち込まれる複数枚の鋼矢板からなる壁本体を備え、該壁本体が深度方向に間隔をおいて水平方向に備えられる水平部材に接合され、前記壁本体と前記水平部材とによって地下空間を形成する鋼矢板地下壁構造であって、 前記鋼矢板は、第1フランジと、該第1フランジの両側端縁にそれぞれ一体に接続するウェブと、前記各ウェブの先端縁からそれぞれ前記第1フランジと平行にかつ外方に向けて延びる第2フランジと、前記各第2フランジの先端縁にそれぞれ設けられる継手部と、を有し、 前記第1フランジまたは前記第2フランジのいずれか一方のフランジのうち、前記地下空間に向かって突出しているフランジを地下空間側のフランジとし、前記地下空間と反対側の地山に向かって突出しているフランジを地山側のフランジとし、 前記鋼矢板には、前記水平部材間において深度方向に延びる補剛材が接続されており、 前記補剛材は、前記地下空間側のフランジ、前記ウェブまたは前記地山側のフランジのいずれか若しくは全てに接続されて補剛される構成と、 前記補剛材は、(2)式に基づいて(1)式によって得られた前記水平部材間の深度方向の上下端部の位置から補剛される距離Xの領域内に接続されて補剛される構成と、 を有することを特徴とする鋼矢板地下壁構造。
IPC (1件):
E02D 5/04
FI (1件):
E02D5/04
Fターム (7件):
2D049EA08 ,  2D049FB03 ,  2D049FB12 ,  2D049FB15 ,  2D049FC03 ,  2D049FE01 ,  2D049FE08

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