特許
J-GLOBAL ID:201303083946304116
厚肉電縫鋼管及びその製造方法
発明者:
,
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出願人/特許権者:
代理人 (7件):
青木 篤
, 石田 敬
, 古賀 哲次
, 亀松 宏
, 齋藤 学
, 中村 朝幸
, 永坂 友康
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-556319
特許番号:特許第5293903号
出願日: 2012年08月22日
要約:
【要約】 曲げ、曲げ戻し変形によって座屈が生じないような低Y/Tを有し、低温靱性にも優れる厚肉電縫鋼管であって、肉厚/外径比が4.0〜7.0%であり、質量%で、C:0.06〜0.15%、Mn:1.00〜1.65%、Nb:0.005〜0.030%を含み、Ceq([C]+[Mn]/6+([Cr]+[Mo]+[V])/5+([Ni]+[Cu])/15)が0.32〜0.43であり、金属組織が面積率で50〜92%のポリゴナルフェライトを含み、ポリゴナルフェライトの平均粒径が15μm以下であり、電縫鋼管のシーム部の硬さがHv160〜240であり、シーム部の組織が、細粒フェライト及びパーライト、又は、ベイナイトであることを特徴とする厚肉電縫鋼管。[C]、[Mn]、[Cr]、[Mo]、[V]、[Ni]、[Cu]は、C、Mn、Cr、Mo、V、Ni、Cuの含有量[質量%]である。
請求項(抜粋):
【請求項1】 管状に成形された母材鋼板を電縫溶接してなる肉厚/外径比が4.0〜7.0%の厚肉電縫鋼管であって、上記母材鋼板が、質量%で、
C :0.06〜0.15%、
Mn:1.00〜1.65%、
Ti:0.005〜0.020%、
Nb:0.005〜0.030%、
N :0.001〜0.006%、
Si:0.01〜0.45%、
Al:0.001〜0.08%
を含み、
P :0.02%以下、
S :0.005%以下
に制限し、下記(式1)によって求めるCeqが0.32〜0.43であり、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成を有し、
上記母材鋼板の金属組織が、面積率で50〜92%のポリゴナルフェライトを含み、
上記ポリゴナルフェライトの平均粒径が15μm以下であり、
電縫溶接部の硬さがHv160〜240であり、
上記電縫溶接部の組織がベイナイト、細粒フェライト及びパーライト、又は、細粒フェライト及びベイナイトであることを特徴とする厚肉電縫鋼管。
Ceq=[C]+[Mn]/6+([Cr]+[Mo]
+[V])/5+([Ni]+[Cu])/15
...(式1)
ここで、[C]、[Mn]、[Cr]、[Mo]、[V]、[Ni]、[Cu]は、それぞれ、C、Mn、Cr、Mo、V、Ni、Cuの含有量[質量%]であり、意図的に添加しない元素については0とする。
IPC (5件):
C22C 38/00 ( 200 6.01)
, C22C 38/58 ( 200 6.01)
, C21D 9/08 ( 200 6.01)
, C21D 9/50 ( 200 6.01)
, C21D 8/02 ( 200 6.01)
FI (5件):
C22C 38/00 301 Z
, C22C 38/58
, C21D 9/08 F
, C21D 9/50 101 A
, C21D 8/02 B
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