特許
J-GLOBAL ID:201303084536084956

表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 影山 秀一 ,  富田 和夫 ,  三宅 正之
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-187859
公開番号(公開出願番号):特開2013-063504
特許番号:特許第5257535号
出願日: 2012年08月28日
公開日(公表日): 2013年04月11日
請求項(抜粋):
【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットからなる工具基体と、 前記工具基体の表面に蒸着形成された硬質被覆層とを備える表面被覆切削工具であって、 前記硬質被覆層は、前記工具基体の表面に形成された下部層と、前記下部層上に形成された上部層とを有し、 (a)前記下部層は、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ、3から20μmの合計平均層厚を有するTi化合物層からなり、 (b)前記上部層は、2から15μmの平均層厚を有し、化学蒸着した状態でα型の結晶構造を有するAl2O3層からなり、 (c)前記工具基体表面に対して垂直な工具断面研磨面を調製し、前記下部層の最表面層と前記上部層との界面における、前記上部層の前記Al2O3結晶粒について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、前記工具断面研磨面の測定範囲内に存在する六方晶結晶格子を有する結晶粒個々に電子線を照射して、前記工具基体の表面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(11-20)面の法線がなす傾斜角を測定した場合、前記傾斜角が0から10度であるAl2O3結晶粒の占める面積割合は、前記測定範囲の面積の30から70面積%であり、 (d)上部層全体のAl2O3結晶粒について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、前記工具断面研磨面の測定範囲内に存在する六方晶結晶格子を有する結晶粒個々に電子線を照射して、前記工具基体の表面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(0001)面の法線がなす傾斜角を測定した場合、その傾斜角が0から10度であるAl2O3結晶粒の占める面積割合は、前記測定範囲の面積の45面積%以上であることを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (2件):
B23B 27/14 ( 200 6.01) ,  C23C 16/30 ( 200 6.01)
FI (2件):
B23B 27/14 A ,  C23C 16/30

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