特許
J-GLOBAL ID:201303086072324129

転炉での溶銑の脱炭精錬方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 井上 茂 ,  森 和弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-182974
公開番号(公開出願番号):特開2013-060659
出願日: 2012年08月22日
公開日(公表日): 2013年04月04日
要約:
【課題】 酸素ガスを過剰に供給することなく且つ脱炭精錬時間を延長することなく、溶銑の転炉での脱炭精錬終了時の溶湯中燐濃度を低位に安定する。【解決手段】 転炉1にて溶銑16を脱炭精錬する際に、酸素バランスから求められる不明酸素量に基づいてスラグ中FeO濃度を推定し、推定したFeO濃度の推移に照らし合わせて、上吹きランスからの酸素ガス流量、上吹きランス2のランス高さ、底吹き羽口3からの攪拌用ガス流量のうちの1種以上を調整し、この調整により、全酸素ガス量の40体積%の酸素ガス量を供給する時点におけるスラグ中のFeO濃度を、脱炭精錬終了時の目標燐濃度及び脱炭精錬終了時の目標温度などから目標値として算出されるFeO濃度の1.0〜3.0倍の値に調整し、その後、溶湯中炭素濃度が所定値となった時点にサブランスを溶湯に投入して溶湯温度を測定し、溶湯温度測定値と終点での溶湯温度目標値とを対比してその後の酸素ガス供給量を決定する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
上吹きランスから酸素ガスを供給するとともに底吹き羽口から攪拌用ガスを吹き込んで溶銑を転炉にて脱炭精錬するにあたり、 上吹きランスからの酸素ガス流量、精錬中の排ガスの組成、排ガスの流量、副原料投入量及び溶湯成分を用いて酸素バランスを逐次計算することにより求められる不明酸素量に基づいて炉内スラグ中のFeO濃度を推定し、 推定したFeO濃度の推移に照らし合わせて、上吹きランスからの酸素ガス流量、上吹きランスのランス高さ、底吹き羽口からの攪拌用ガス流量のうちの少なくとも何れか1種を調整し、 この調整により、全酸素ガス供給量の設定量の40体積%の酸素ガス量を供給する時点における炉内スラグ中のFeO濃度を、副原料の設定投入量及び成分、装入溶銑及び装入鉄スクラップの成分、溶銑及び鉄スクラップの装入量、脱炭精錬終了時の目標燐濃度及び脱炭精錬終了時の目標温度から目標値として算出されるFeO濃度の1.0倍〜3.0倍の値に調整し、 その後、溶湯中炭素濃度が所定値となった時点にサブランスを溶湯に投入して溶湯温度を測定し、 サブランスによる溶湯温度の測定値と終点での溶湯温度の目標値とを対比して、その後の酸素ガス供給量を決定することを特徴とする、転炉での溶銑の脱炭精錬方法。
IPC (2件):
C21C 5/30 ,  C21C 5/35
FI (2件):
C21C5/30 Z ,  C21C5/35
Fターム (12件):
4K070AB03 ,  4K070AC02 ,  4K070AC05 ,  4K070AC14 ,  4K070BA07 ,  4K070BD02 ,  4K070BD09 ,  4K070BD11 ,  4K070BD13 ,  4K070BD17 ,  4K070BD18 ,  4K070EA04
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る