特許
J-GLOBAL ID:201303092768071594

粘弾性測定方法及び粘弾性測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 森 哲也 ,  小西 恵 ,  田中 秀▲てつ▼ ,  廣瀬 一 ,  宮坂 徹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-015803
公開番号(公開出願番号):特開2013-156093
出願日: 2012年01月27日
公開日(公表日): 2013年08月15日
要約:
【課題】線形速度フィードバックと非線形フィードバックとの双方を用いて、振動体を自励振動させることで、線形粘性、線形弾性のみならず、非線形粘性、非線型弾性をも測定することが可能な粘弾性測定方法及び粘弾性測定装置を提供する。 【解決手段】粘弾性測定装置100は、線形速度フィードバックと非線形フィードバックとの双方を用いてアクチュエータ6を駆動して、粘弾性体に接触させた振動体1に対して、フィードバック信号に基づく制御力Fvを与えて、振動体1を自励振動させる。そして、線形速度フィードバックゲインGlinと非線形フィードバックゲインGnonを変化させたときの振動体1の振動に係る物理量を測定し、この物理量と、振動体1をばね・マス・ダッシュポット系にモデル化した力学モデルとに基づき、粘弾性体の線形及び非線形の粘性及び弾性を測定する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
測定対象物に接触させる振動体と、 前記振動体を自励振動させるアクチュエータと、 前記振動体の振動速度を検出する振動速度検出手段と、 前記振動速度検出手段で検出される前記振動速度を用いて、 Fb=(Glin-Gnon・x2)・(dx/dt) ・・・(1) ただし、Fb:フィードバック制御信号 Glin:正値である線形速度フィードバックゲイン Gnon:正値である非線形フィードバックゲイン x:振動体の変位 dx/dt:振動体の振動速度 で表されるフィードバック制御信号により前記アクチュエータを駆動してフィードバック制御するフィードバック制御手段と、を含む粘弾性測定装置を用いた測定対象物の粘弾性測定方法であって、 前記フィードバック制御における前記線形速度フィードバックゲイン及び前記非線形フィードバックゲインのいずれか一方を選択的に変化させるゲイン調整ステップと、 前記ゲイン調整ステップにおいて前記線形速度フィードバックゲイン及び前記非線形フィードバックゲインのいずれか一方を変化させたときの前記振動体の振動に係る物理量を測定する物理量測定ステップと、 前記物理量測定ステップで測定した物理量と、前記振動体の弾性及び減衰性をモデル化した力学モデルと、前記測定対象物の線形粘性、非線形粘性、線形弾性及び非線形弾性をモデル化した力学モデルと、前記式(1)との間で成立する方程式とに基づき、前記測定対象物の線形粘性係数、非線形粘性係数、線形弾性率及び非線形弾性率を算出する粘弾性算出ステップと、を含むことを特徴とする粘弾性測定方法。
IPC (1件):
G01N 11/16
FI (1件):
G01N11/16 A
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特許第3151153号
引用文献:
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