特許
J-GLOBAL ID:201303093007015859

負荷分散プログラムおよび負荷分散装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 磯野 道造 ,  中村 新二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-006932
公開番号(公開出願番号):特開2013-148950
出願日: 2012年01月17日
公開日(公表日): 2013年08月01日
要約:
【課題】処理装置に複数の処理装置識別子を割り当てることができる負荷分散装置において、処理装置の処理性能の違いに応じて、分散システムにおける負荷分散を最適化する。【解決手段】本発明では、コンシステント・ハッシュ法によって負荷分散を行う負荷分散装置1と、クライアント3にサービスを提供する既存の処理装置2とを含む分散システムに新たな処理装置2を追加するときに、新たな処理装置2に1または複数の識別子を割り当てることで担当範囲を奪われることとなる既存の処理装置2の担当範囲のサイズが、各処理装置2間の処理性能比に沿ったサイズとなるように調整する。この調整に沿うように、新たな処理装置2に割り当てる識別子の値を決定する。これにより、新たな処理装置2を含むすべての処理装置2の担当範囲サイズ、ひいては担当する処理量が、処理性能比に応じた量となるように調整することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
クライアントにサービスを提供する処理装置と、コンシステント・ハッシュ法により前記クライアントから得られるメッセージを前記処理装置に振り分ける負荷分散装置と、が通信可能に接続されている分散システムにおいて、前記処理装置に対して、1または複数の識別子を割り当てることで、メッセージの呼処理を担当するための1または複数の担当範囲を、コンシステント・ハッシュ法のID空間に設定することができるように前記負荷分散装置を機能させる負荷分散プログラムであって、 前記負荷分散装置の記憶部が、 前記分散システムを構成する既存の処理装置に割り当てられた1または複数の識別子である既存識別子の値と、 前記既存識別子に対して設定されている担当範囲である1または複数の既存担当範囲のサイズと、 前記既存の処理装置が有する1または複数の前記既存担当範囲を合わせた合計既存担当範囲のサイズと、 前記既存の処理装置の処理性能を示す既存性能指標値と、を記憶しており、 前記負荷分散装置の制御部に、 前記分散システムに追加された新たな処理装置を検出する処理と、 前記新たな処理装置の処理性能を示す新規性能指標値を特定する処理と、 前記新たな処理装置に割り当てられる識別子である1または複数の新規識別子を、特定の既存の処理装置が有する既存担当範囲に配置するとき、すべての前記既存の処理装置の合計既存担当範囲のサイズの合計値に対する、前記特定の既存の処理装置の合計既存担当範囲のサイズの比と、前記新規性能指標値およびすべての既存性能指標値の合計値に対する、前記特定の既存の処理装置の既存性能指標値の比と、を等しく、または略等しくする処理と、を実行させる ことを特徴とする負荷分散プログラム。
IPC (1件):
G06F 9/50
FI (1件):
G06F9/46 465A

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