特許
J-GLOBAL ID:201303094980804430

硬質被覆層がすぐれた耐熱性と耐摩耗性を維持する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 影山 秀一 ,  三宅 正之 ,  富田 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-010736
公開番号(公開出願番号):特開2013-146839
出願日: 2012年01月23日
公開日(公表日): 2013年08月01日
要約:
【課題】高硬度鋼を高速旋削加工に用いた場合においても、長期間に亘りすぐれた熱伝導率と耐熱性を維持する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】工具基体の上に硬質被覆層を有する表面被覆切削工具において、硬質被覆層が、(Ti1-xAlx)N(ただし、x=0〜0.7)なる組成を持ち0.5〜3μmの平均層厚を有するTiとAlの複合窒化物からなる下部層と、0.5〜3μmの平均層厚を有するクロムホウ化物からなる上部層とからなり、上部層と下部層との界面において、上部層の(0001)方位と下部層の(111)方位の角度差が0〜5度の範囲に存在する界面長が全観察界面長の50線分%以上であることにより、前記課題を解決する。【選択図】図5
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金焼結体、高速度鋼またはサーメットからなる工具基体の上に硬質被覆層を有する表面被覆切削工具において、 前記硬質被覆層が、工具基体上に形成された、(Ti1-xAlx)N(ただし、x=0〜0.7)の成分系からなる1〜5μmの層厚を有するTiとAlの複合窒化物層からなる下部層と該下部層の上に形成された0.5〜3μmの平均層厚を有するクロムホウ化物層からなる上部層とからなり、 かつ、前記下部層と上部層の界面において隣り合う結晶粒の方位差を測定した時に、(Ti1-xAlx)Nの(111)方位とクロムホウ化物の(0001)方位の角度差が0〜5度の範囲に存在する界面長が全観察界面長の50線分%以上であることを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (2件):
B23B 27/14 ,  B23C 5/16
FI (2件):
B23B27/14 A ,  B23C5/16
Fターム (6件):
3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF09 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16

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