特許
J-GLOBAL ID:201303096934016705

木造家屋の耐震補強構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋田 修
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-277243
特許番号:特許第5190904号
出願日: 2012年12月19日
要約:
【課題】 木造家屋内に設置した鉄骨組立構造の耐震避難室を利用して、木造家屋自体を低コストで効果的に耐震補強することができる木造家屋の耐震補強構造を提供する。 【解決手段】木造家屋一階の所定の部屋1A内に設置した鉄骨組立構造の耐震避難室2の天井枠2Bを、上方周囲に縦横に配置されている胴差に複数の緊結金物を介して連結固定し、部屋1Aに隣接する部屋1B、1Cの上方で縦横に配置されている胴差の各交差部の近傍に、火打兼用ブレース連結具10を固定して部屋の対角方向に渡されたブレース11を連結している。また、これらの部屋1B、1Cの周りに2本の柱が隣合って立設されている箇所Pでは、これらの柱間に矩形状の鋼製枠部の内側に矩形状の鋼板が溶接固定された筋交プレートを固定して補強している。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
【請求項1】木造家屋一階の少なくとも1つの部屋内のコンクリート基礎上に固定して設置された、直方体状の鉄骨組立構造を有する耐震避難室の矩形状天井枠の各辺と、前記部屋の上方周囲に縦横に配置されている胴差のそれぞれが、所定間隔で設けた複数の緊結金物を介して相互に連結固定されているとともに、 少なくとも、前記部屋に隣接する一つの部屋の4隅の柱に上方で連結されている縦横の胴差の各交差部の近傍にはそれぞれ、水平面内でL字形に直交するように一体に連結された一対の取付片と、これらの取付片に両端部が固定された火打梁と、これらの取付片間の下方に垂設されたブレース連結部からなる火打兼用ブレース連結具が設置され、 これらの火打兼用ブレース連結具は、一対の取付片のそれぞれが、対向する胴差の側面にコーチボルトで固定されているとともに、ブレース連結部が、当該部屋の上方でその対角方向に渡された各ブレースの端部と連結され、 少なくとも、ブレースが上方に渡されている部屋の周りに立設されている、一対の隣合う柱の間には、複数のかまちが上下方向に所定の間隔で固定されているとともに、 前記一対の柱と上下に対向するかまちで囲まれて形成されるそれぞれの矩形状空間内には、これらの矩形状空間に適合する矩形状の鋼製枠部を有し、その内側に矩形状の鋼板が溶接固定されてなる筋交プレートが嵌め込まれ、 これらの筋交プレートの鋼製枠部の4辺はそれぞれ、両側の柱と上下に対向するかまちの各側面に木ねじで複数箇所固定されていることを特徴とする木造家屋の耐震補強構造。
IPC (3件):
E04G 23/02 ( 200 6.01) ,  E04B 1/26 ( 200 6.01) ,  E04H 9/02 ( 200 6.01)
FI (4件):
E04G 23/02 E ,  E04B 1/26 F ,  E04H 9/02 301 ,  E04H 9/02 311

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