特許
J-GLOBAL ID:201303098248564596

硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 影山 秀一 ,  三宅 正之 ,  富田 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-229746
公開番号(公開出願番号):特開2013-116548
出願日: 2012年10月17日
公開日(公表日): 2013年06月13日
要約:
【課題】高速重切削加工において硬質被覆層がすぐれた耐チッピング、耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】硬質被覆層が化学蒸着された下部層と上部層とからなり、(a)前記下部層は、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ、3〜20μmの合計平均層厚を有するTi化合物層、(b)前記上部層は、2〜25μmの平均層厚を有する酸化アルミニウム層、であり、前記上部層を構成する酸化アルミニウム層は、柱状縦長成長酸化アルミニウム結晶組織を有しており、その組織内に微粒酸化アルミニウムが分散分布している。【選択図】図1
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具において、 前記硬質被覆層が化学蒸着された下部層と上部層とからなるとともに、 (a)前記下部層は、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ、3〜20μmの合計平均層厚を有するTi化合物層、 (b)前記上部層は、2〜25μmの平均層厚を有する酸化アルミニウム層、 からなり、 前記(b)の上部層を構成する酸化アルミニウム層は、柱状縦長成長酸化アルミニウム結晶組織を有しており、その組織内に微粒酸化アルミニウムが分散分布しており、該微粒酸化アルミニウムが粒状酸化アルミニウム結晶相又はアモルファス酸化アルミニウム相若しくは粒状酸化アルミニウム結晶相とアモルファス酸化アルミニウム相との混合相であり、柱状縦長成長酸化アルミニウム結晶の平均粒子幅Wは50〜2000nm、平均アスペクト比Aは5〜50であり、前記微粒酸化アルミニウムの平均粒径Rが、10〜50nmであり、上部層を構成する酸化アルミニウム層に存在する微粒酸化アルミニウムの断面の数密度が20〜150個/μm2であることを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (3件):
B23B 27/14 ,  C23C 16/30 ,  C23C 16/40
FI (3件):
B23B27/14 A ,  C23C16/30 ,  C23C16/40
Fターム (29件):
3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF22 ,  3C046FF27 ,  4K030AA01 ,  4K030AA03 ,  4K030AA10 ,  4K030AA11 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA18 ,  4K030BA35 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB03 ,  4K030BB05 ,  4K030BB06 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030CA11 ,  4K030FA10 ,  4K030JA01 ,  4K030LA22

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