特許
J-GLOBAL ID:201303098378493313

電力融通システム、デマンド制御装置、デマンド制御方法及びプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 木村 満 ,  八島 耕司 ,  美恵 英樹 ,  山口 直樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-215697
公開番号(公開出願番号):特開2013-078177
出願日: 2011年09月29日
公開日(公表日): 2013年04月25日
要約:
【課題】テナント間の電力の融通制御を、中央集約的な装置によらずに実現できる電力融通システムを提供する。【解決手段】各デマンド制御装置10は、ネットワーク20にピアツーピア接続している。各デマンド制御装置10は、対応する電力量計50が計測した電力量に基づいて、所定期間の予測電力量を算出する。この予測電力量が、予め設定された上限値を超えている場合には、融通要求コマンドを他の全てのデマンド制御装置10に送信する。融通要求コマンドを受信したデマンド制御装置10は、融通が可能であるか否かを判定し、融通が可能である場合には、算出した融通可能電力量を格納した応答コマンドを返信する。応答コマンドを受信したデマンド制御装置10は、上限値に当該応答コマンドに格納されている融通可能電力量を一時的に加算する。一方の他のデマンド制御装置10は、上限値から融通可能電力量を一時的に減算する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数の需要家のそれぞれに対応して設置された複数のデマンド制御装置が、所定のネットワークにピアツーピア接続してなる電力融通システムであって、 各デマンド制御装置は、前記ネットワークを介して他のデマンド制御装置と所定の通信方式により通信を行う通信部と、 当該需要家の需要地で消費される電力量の目標上限である上限値を記憶する上限値記憶部と、 当該需要地で消費された電力量を取得する電力量取得部と、 当該需要地に引き込まれた電力供給線から電力の供給を受ける設備機器と所定の通信方式により通信を行う機器インタフェース部と、 前記電力量取得部が取得した前記電力量に基づいて、所定期間の予測電力量を算出する電力予測部と、 所定のタイミングで前記上限値と前記予測電力量を比較し、前記予測電力量が前記上限値を超えている場合には、前記設備機器に対して、運転能力を低下させるための所定のデマンド制御を行うデマンド制御部と、 所定のタイミングで前記上限値と前記予測電力量を比較し、前記予測電力量が前記上限値を超えている場合には、電力の融通を要求する融通要求コマンドを生成して、前記通信部を介して前記ネットワークに接続する他の全てのデマンド制御装置に送信する融通要求部と、 前記通信部により前記融通要求コマンドに対する他のデマンド制御装置からの応答コマンドが受信されると、当該応答コマンドを解析し、当該他のデマンド制御装置による融通可能な電力量を示す融通可能電力量が前記応答コマンドに含まれている場合には、当該他のデマンド制御装置に対して、融通してもらう旨を示す融通確認コマンドを生成し、前記通信部を介して当該応答コマンドを送信した他のデマンド制御装置に送信すると共に、前記上限値に前記融通可能電力量を一時的に加算する第1の融通調整部と、 前記通信部により、他のデマンド制御装置からの前記融通要求コマンドが受信されると、前記上限値と前記予測電力量に基づいて、融通が可能であるか否かを判定し、融通が可能である場合には、前記融通可能電力量を算出し、算出した融通可能電力量を格納した前記応答コマンドを生成し、前記通信部を介して当該融通要求コマンドを送信した他のデマンド制御装置に送信する融通要求応答部と、 前記通信部により前記応答コマンドに対する他のデマンド制御装置からの前記融通確認コマンドが受信されると、前記上限値から、前記融通要求応答部により算出された前記融通可能電力量を一時的に減算する第2の融通調整部と、を備える、 ことを特徴とする電力融通システム。
IPC (2件):
H02J 3/00 ,  H02J 13/00
FI (2件):
H02J3/00 B ,  H02J13/00 301A
Fターム (9件):
5G064AA04 ,  5G064AB01 ,  5G064AC01 ,  5G064AC09 ,  5G064CB08 ,  5G064DA05 ,  5G066KA01 ,  5G066KA12 ,  5G066KB07

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