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J-GLOBAL ID：201402200039062365   整理番号：14A1165293

インフラの動学的投資政策と長寿命化便益

DYNAMIC INFRASTRUCTURE INVESTMENT STRATEGIES AND LIFE-EXTENSION BENEFITS

著者 (2件)： 瀬木俊輔 (Univ. of Windsor, Cross-Border Inst.) ,  小林潔司 (京都大学経営管理大学院)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 70  号： 3  ページ： 179-197 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,インフラの劣化過程をマルコフ劣化モデルにより表現したうえで,インフラ投資額・長寿命化投資額とインフラストックの推移過程の関係を表現するマルコフ・ビンテージモデルを定式化する。その上で,マクロ経済の資源制約やインフラの経済活動への貢献などを考慮しつつ,社会厚生を最大化する規範的なインフラ投資政策を求めるための動学的インフラ投資モデルを定式化する。最適インフラ投資政策を分析することにより,インフラの長寿命化投資の経済効果には,長期的な家計消費の水準を増加させるストック効果と,世代間のインフラ更新費用負担の平準化をもたらす平準化効果という2種類の便益が存在することを示す。また,数値計算を通じて最適インフラ投資政策・長寿命化投資政策の特性についても考察する。(著者抄録)

シソーラス用語： *インフラストラクチャー ,  *投資 ,  *寿命延長 ,  *経済効果 ,  過程 ,  確率モデル ,  政策 ,  管理 ,  劣化 ,  数値計算 ,  人間関係 ,  公平性
準シソーラス用語： Markovモデル ,  Markov劣化モデル ,  アセットマネジメント ,  世代間の公平さ ,  世代間関係 ,  *投資政策 ,  劣化過程

分類 (2件)： 生産関連一般  (RA01091K) ,  産業経済  (KA02000Y)

引用文献 (17件)：

• 1) 津田尚胤,貝戸清之,青木一也,小林潔司:橋梁劣化予測のためのマルコフ推移確率の推定,土木学会論文集,No. 801/I-73,pp. 68-82,2005.
• 2) 青木一也,山本浩司,津田尚胤,小林潔司:多段階ワイブル劣化ハザードモデル,土木学会論文集,No. 798/VI-68,pp. 125-136,2005.
• 3) 貝戸清之,熊田一彦,林秀和,小林潔司:階層型指数劣化ハザードモデルによる舗装ひび割れ過程のモデル化,土木学会論文集F,Vol. 63,No. 3,pp. 386-402,2007.
• 4) 林秀和,貝戸清之,熊田一彦,小林潔司:競合的劣化ハザードモデル:舗装ひび割れ過程への適用,土木学会論文集D,Vol. 65,No. 2,pp. 143-162,2009.
• 5) 貝戸清之,保田敬一,小林潔司,大和田慶:平均費用法に基づいた橋梁部材の最適補修戦略,土木学会論文集,No. 801/I-73,pp. 83-96,2005.

タイトルに関連する用語 (5件)： インフラ ,  投資 ,  政策 ,  長寿命化 ,  便益