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J-GLOBAL ID：201402200099346699   整理番号：14A0207164

苔Physcomitrella patensのライフサイクルにおける幹細胞の8つの種類

Eight types of stem cells in the life cycle of the moss Physcomitrella patens

著者 (3件)： KOFUJI Rumiko (Graduate School of Natural Sci. and Technol., Kanazawa Univ., Kanazawa 920-1192, JPN) ,  HASEBE Mitsuyasu (National Inst. for Basic Biology, National Institutes of Natural Sciences, Okazaki 444-8585, JPN) ,  HASEBE Mitsuyasu (Dep. of Basic Biology, Graduate School of Advanced Studies, Okazaki 444-8585, JPN)
資料名： Current Opinion in Plant Biology  (Current Opinion in Plant Biology)
巻： 17  ページ： 13-21  発行年： 2014年02月 
JST資料番号： A1120A  ISSN： 1369-5266  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 幹細胞は,自己再生して植物体の源になるために分化する細胞を作る。苔Physcomitrella patensは,そのライフサイクルの間に幹細胞の8つの種類を形成し,そのような細胞の進化を探究する有効なモデルとして役立つ。陸上植物の共通の祖先が単相生物であり,配偶体世代においてだけ幹細胞を形成したと推測される。単一幹細胞は実存基礎陸上植物において発生するように,先祖の配偶体分裂組織において維持された。陸上植物進化の間,幹細胞は配偶体世代において分岐し,原糸体と根様フィラメント,葉状シュートと葉状体の配偶体を含む種々のタイプの体部分を形成し,配偶子嚢を苔で形成した。単一幹細胞を有する単純分裂組織は,陸上植物進化の初期に胞子体世代に獲得した。その後,胞子体幹細胞は分裂組織において多重になって,種子植物系統においてさらに精巧になった。しかし,幹細胞を保持するニッチ細胞の進化成因は未知である。遺伝子制御ネットワークの比較は,陸上植物の幹細胞形成と維持の一般的な機構への洞察を示して,それらの進化について情報を提供することが期待される。P.patensは配偶体で単純分裂組織の少なくとも7つの種類と胞子体世代で少なくとも1つの種類を発生して,調整ネットワーク比較のためには優れた材料である。本レビューでは,著者らは苔の幹細胞開始と維持の最近明らかにされた分子機構をまとめた。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *セン類 ,  ライフサイクル ,  *幹細胞 ,  成長段階 ,  分裂組織 ,  細胞分化 ,  生物進化 ,  原糸体
準シソーラス用語： *Physcomitrella patens ,  配偶体 ,  胞子体

分類 (2件)： 細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 苔 ,  Physcomitrella ,  ライフサイクル ,  幹細胞