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J-GLOBAL ID：201402200149489526   整理番号：14A1204154

金属-有機骨格の細孔へのイオン液体の導入とその異常な相挙動

Introduction of an Ionic Liquid into the Micropores of a Metal-Organic Framework and Its Anomalous Phase Behavior

著者 (4件)： FUJIE Kazuyuki (Div. of Chemistry, Graduate School of Sci., Kyoto Univ., Sakyo-ku, Kyoto 606-8502 (Japan); R&D Center Kagoshima ...) ,  YAMADA Teppei ,  IKEDA Ryuichi ,  KITAGAWA Hiroshi
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 53  号： 42  ページ： 11302-11305  発行年： 2014年10月13日 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン液体(IL)の動力学の制御は広範な利用のために重要である。金属-有機骨格(MOF)は小さな細孔およびホスト-ゲスト相互作用を調整できるのでILに対する理想的なホスト材料である。本報では,MOFの細孔内に導入したILの初の例を示す。調べた系はILおよびMOFとしてそれぞれ,EMI-TFSA(1-エチル-3-メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミド)とZIF-8(Zn(MeIM)₂;H(MeIM)=2-メチルイミダゾール)から成る。ZIF-8内のEMI-TFSAの構築は粉末X線回折,窒素気体吸着および赤外吸収分光法により確認した。示差走査熱量測定と固体NMR測定から,ミクロ細孔内のEMI-TFSAは123Kまで凝固転移を示さず,バルクのEMI-TFSAは231Kで凝固することがわかった。このような異常な相挙動はILに対するMOFのナノサイズ効果により生じる。この結果から,低温までILの液相が安定化する新しい戦略が可能になる。Copyright 2014 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *イオン液体 ,  *包接化合物 ,  X線回折 ,  *多孔質体 ,  *凝固 ,  *凝固点 ,  亜鉛錯体 ,  結晶構造 ,  吸着平衡 ,  示差走査熱量測定 ,  フッ素19NMR
準シソーラス用語： *配位重合体 ,  ホスト-ゲスト系 ,  *金属-有機骨格 ,  窒素吸着 ,  粉末X線回折

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  融解塩  (CB05050R)

物質索引 (2件)： 2-メチルイミダゾール ,  1-エチル-3-メチルイミダゾリウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミンアニオン

タイトルに関連する用語 (4件)： 金属-有機骨格 ,  細孔 ,  イオン液体 ,  相挙動