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J-GLOBAL ID:201402200389907880   整理番号:14A0765624

ハマボウフウ種子の発芽条件の解明

Requirements for seed germination of Glehnia littoralis F. Schmidt ex Miq.
著者 (3件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 542-551  発行年: 2014年05月31日 
JST資料番号: Z0839A  ISSN: 0916-7439  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ハマボウフウ種子の発芽に及ぼす低温湿潤処理,光,温度,貯蔵,果皮,埋土深の影響ならびに胚生長のための温度条件を明らかにすることを目的とした。採取直後の種子は,明,暗の光条件に恒温,変温を組み合わせたいずれの区でも2%以下の発根率であった。低温湿潤処理によって明,暗両区の10~20°Cで約50%の発根率を示したが,明区でわずかに発根率が高まる傾向が認められた。乾燥5°Cで貯蔵した種子は12か月後でも貯蔵前と同等の発根率を維持した。果皮の有無は発根に影響を及ぼさなかった。地表面下2cmまたは5cmに埋土した種子は約60%が出芽したが,15cmでは16%の出芽に留まり,48%が腐敗し,残りの未発芽種子のうち70%が発根能力を有していた。種子散布時の胚長は,発根時の胚長の13%であったが,雪解け後の気温の低い春に生長して,発根,出芽した。このことから,ハマボウフウの種子は形態生理的休眠のうちintermediate complex MPDを有していると判断された。また,播種や育苗の際には,果皮を除去する必要がないこと,低温湿潤処理が必要なこと,埋土深は5cm程度が望ましいことが示された。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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発生,成長,分化 
引用文献 (32件):
  • Baskin, C.C. and Baskin, J.M. (1998) Seeds: Ecology, biogeography, and evolution of dormancy and germination, Academic Press, 666 pp.
  • 千葉県(2009)千葉県の保護上重要な野生生物-千葉県レッドデータブック-植物・菌類編(2009年 改訂版),490pp.
  • Clark, D.L. and Wilson, M.V. (2003) Post-dispersal seed fates of four prairie species, American Journal of Botany, 90 (5): 730-735.
  • 福井県,福井県レッドデータブックデータベース, http://www.erc.pref.fukui.jp/gbank/RDBplant/redlist/allist01,html(2014年1月30日閲覧)
  • 平岡昇(2009)新潟県におけるハマボウフウの分布(2),薬用植物研究,31(1):27-29.
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