抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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活動的火山,特に超巨大噴火を引き起こすカルデラ火山の近くに位置する原子力発電施設の安全規制を巡り,超巨大噴火の予知は可能かどうかの議論が行われている。この問題に関して過去に超巨大噴火を起こしたイエローストーン火山(米国西部),トバ火山(スマトラ),鬼界・阿多両カルデラ(いずれも南九州)の事例を検証するとともに,当面問題となる川内原発に近い姶良カルデラの噴火予知が可能かどうか検討した。その結果,噴火の直前に起こるとされる隆起現象等の前兆をもって直ちに噴火に結びつくのかどうか判断することは困難であり,超巨大噴火の正確な予知はいかなる方法でも現時点では困難であると結論付けた。