抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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わが国中小企業の経営戦略と持論(支配的論理)との因果関係を明らかにするため,関東地方のモノ作り12社に対してインタビューを行い,収集したデータの分類と考察を行った。分析の対象は,業務内容と市場の状況,経営戦略,ならびに持論(支配的論理)である。そのうち,特に市場環境の特徴と中小企業経営者が形成してきた持論について考察した。その他,市場の状況と経営戦略との関係について,認知的意思決定論の観点から分析を行った。インタビューにおいて明らかになった点は,経営者の持論が経営戦略の基盤になっており,それを示す端的な表現として,「無意識に」とか「直感」という言葉が使われることが多かった。最終的には,経営者自身が体験した過去の経験が意思決定の拠り所となっていることが窺われた。