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J-GLOBAL ID:201402201421345675   整理番号:14A0470235

エナンチオ選択的炭素-窒素結合形成反応に対するキナアルカロイドの触媒作用の最近の進歩

Recent Advances in Cinchona Alkaloid Catalysis for Enantioselective Carbon-Nitrogen Bond Formation Reactions
著者 (2件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 224-228  発行年: 2014年 
JST資料番号: W2393A  ISSN: 1568-0266  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 不明 (ARE)  言語: 英語 (EN)
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キナアルカロイドとこれらの誘導体を有機触媒あるいは共触媒とするエナンチオ選択的炭素-窒素結合形成反応に関する最近の研究の進歩を解説した。1)カルベン挿入反応[ジロジウム(II)テトラキス(トリフェニルアセタート)錯体触媒の共触媒としてキナアルカロイドのジヒドロシンコニンを用いるアニリンN-H結合へのiso-ブチルα-フェニルジアゾアセタートのエナンチオ選択的N-H挿入,ジヒドロシンコニンを有機触媒として用いるアニリンN-H結合へのα-フェニルジアゾアセタート熱分解物フリーカルベンの不斉挿入],2)アジリジンと2H-アジリン(キナアルカロイドを触媒とする電子-不足オレフィンのN-アシル-N-アリールヒドロキシルアミンのエナンチオ選択的アジリジン化,キニジンが促進するケトトシラートの修正Neber反応による2H-アジリンの不斉合成),3)共役付加(キナアルカロイドの誘導体を有機触媒とするジアルキルアゾジカルボン酸によるα-置換α-シアノエステルの不斉アミン化など),4)環化付加(ベンゾイルキニンの存在下でのケテンと電子不足イミンの間の[2+2]環化付加によるβ-ラクタムの不斉合成など),5)Biginelli反応(キナアルカロイド由来の第一級アミンとLewis酸の協同的触媒作用による不斉Biginelli反応)について紹介した。キナアルカロイドとこれらの誘導体を有機触媒あるいは共触媒とするエナンチオ選択的炭素-窒素結合形成反応により薬学的に重要な多くの化合物が合成されることを示した。
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分類 (5件):
分類
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アルカロイド  ,  植物の生化学  ,  反応の立体化学  ,  その他の有機化学反応  ,  触媒反応一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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