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J-GLOBAL ID:201402201578358517   整理番号:14A1482301

温帯で単離されたシリンドロスペルモプシン非生産性Cylindrospermopsis raciborskiiの代謝物のヒト白血球に対する毒性

Toxic potencies of metabolite(s) of non-cylindrospermopsin producing Cylindrospermopsis raciborskii isolated from temperate zone in human white cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 120  ページ: 608-614  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Cylindrospermopsis raciborskii(シアノバクテリア,ネンジュモ目)は世界中に分布しており毒性アルカロイドシリンドロスペルモプシン(CYN)を生産することがよく知られている。この化合物を合成しないが潜在的に毒性な株が最近ヨーロッパで単離された。本研究は初めてC. raciborskiiのCYN非生産性株の無細胞抽出液の効果を健康なドナーから単離したヒト細胞(好中球とリンパ球)で試験した。観測した効果をCYN(0.01~1.0μg/ml)が誘発する効果と比較した。短期(1時間)の抽出物処理は好中球では壊死とアポトーシスの増加,リンパ球ではアポトーシスの増加といった細胞変化をもたらした。毒性濃度にもかかわらずCYNは同様な効果は示さなかった。単離培養及び全血培養でTリンパ球を100%のC. raciborskii抽出物に72時間曝露したところ,それぞれ20.6%及び32.5%の増殖の低下が起こった。それに対し1.0μg/mlのCYNへの曝露は単離培養ではリンパ球増殖の91.0%阻害,全血試験では56.5%阻害をもたらした。全血培養では0.1μg/mlのCYNでも有意な増殖阻害特性が見られた。これらの結果から,温帯に存在する株はCYNとは異なる毒性パターンを示す今のところ未知の代謝物に生産を通じヒトの健康に脅威をもたらす可能性があると結論した。また同時に本研究はCYNがヒト免疫細胞に対し強力だが遅効性の毒素であることも示した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  微生物起原の毒性 

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