抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,一軸クリープデータ(すなわち,適用応力σ,クリープ速度ε<sub>c</sub>)を,疑似定常変形状態の押込みデータ(すなわち,一定押込み圧力p<sub>s</sub>,及び,一定押込みクリープ速度ε<sub>s</sub>)から,一連の変換係数(C<sub>1</sub>とC<sub>2</sub>)を使用して抽出できることを明らかにした。有限要素シミュレーションにより,2≦n<3の場合には圧痕の周りに沈降が生じ,3<n≦7では堆積が生じることが明らかになった。ここに,nはクリープの応力指数である。表面形状の変化はnのみに依存する。この観察は,次元解析と一致した。変更された表面形状を考慮すると,<span style=text-decoration:overline>ε</span><sub>r</sub>とε<sub>s</sub>の変換係数C<sub>2</sub>(=<span style=text-decoration:overline>ε</span><sub>r</sub>/ε<sub>s</sub>)が0.20で一定であることが判明した。この値は,n=2~7の場合にはnに依存しなかった。ここに,<span style=text-decoration:overline>ε</span><sub>r</sub>は圧子の下の代表点での相当塑性ひずみ速度であり,C<sub>1</sub>=0.33を用いて決められる。ε<sub>s</sub>は押込みクリープ速度である。押込みの結果は,Al-1.0mol%Mg固溶体合金ではT=640Kでn=3.3であり,純AlではT=613Kでn=4.9,T=533Kでn=6.9であった。これら3つの事例における<span style=text-decoration:overline>σ</span><sub>r</sub>(=C<sub>1</sub>p<sub>c</sub>)と<span style=text-decoration:overline>ε</span><sub>r</sub>(=C<sub>2</sub>ε<sub>s</sub>)の値はC<sub>1</sub>=0.33とC<sub>2</sub>=0.20を用いて押し込みデータから抽出した。抽出された値は,他の研究者によって報告された引張クリープデータと同様であった。これらの結果は,一軸クリープデータが様々なクリープ応力指数の押込データからC<sub>1</sub>=0.33及びC<sub>2</sub>=0.20を用いて抽出できるという考えを支持している。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.