抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アルミニウム合金材について,表面近傍における成分の偏析を解明して,蛍光X線分析に及ぼす影響を明らかにした。一般に流通しているアルミニウム合金材を蛍光X線分析した場合,検量線法によるマグネシウムの定量値は,成分の偏析の影響から高い値になった。一方,同合金材を誘導結合プラズマ発光分析すると,マグネシウムの定量値は規格内の値を示し,バルク全体の含有量に問題はなかった。同合金材の表面及び表面層1mm程度を切削除去した切削面のそれぞれについて,電子線マイクロアナライザーにより面分析をしたところ,表面近傍にマグネシウムが多く偏析していることが明らかになった。アルミニウム合金材の表面近傍における成分の偏析を軽減して蛍光X線分析を行うには,表面切削による前処理は有効であった。(著者抄録)