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J-GLOBAL ID:201402202091559955   整理番号:14A1042591

飽和脂肪酸の高摂取は,健常人において胃抑制ポリペプチド濃度を上昇させインスリン分泌を誘導する

High saturated fatty acid intake induces insulin secretion by elevating gastric inhibitory polypeptide levels in healthy individuals
著者 (8件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 653-660  発行年: 2014年08月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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インスリン抵抗性はメタボリックシンドロームクラスターに含まれる疾患の病因の中核をなす。エビデンスから,高脂肪食摂取とインスリン抵抗性との関連性が示唆され,インスリン抵抗性は食事の脂肪酸組成で調節される可能性がある。飽和脂肪酸の高摂取がインスリンと胃抑制ポリペプチド(GIP)の分泌を増加させると仮定した。摂取した脂肪酸組成が血糖値に及ぼす影響を明らかにするため,食事制御を伴う介入試験を行い,健常女性11名におけるインスリンと血漿GIP反応を検討した。被験者には毎日,20エネルギー(E)%の脂質を含む対照食(F-20:飽和脂肪酸/一価不飽和脂肪酸/多価不飽和脂肪酸(S/M/P)比,3:4:3)を提供し,続いて2種類の等エネルギーの試験食をそれぞれ7日間提供した。これらの試験食は,60E%の炭水化物,15E%のタンパク質,および30E%の脂質(FB-30:高飽和脂肪酸食物,S/M/P,5:4:1,F-30:低飽和脂肪酸食,S/M/P,3:4:3)から成る。F-20食摂取2日目,F-30およびFB-30摂取の最終日に,食事負荷試験前と負荷試験後30,60,120分後に血液を採取した。血漿グルコース反応は,F-20,FB-30,F-30の間で差がなかった。しかし,FB-30摂取後のインスリン値は,F-20摂取後より高値となった(P<0.01)。FB-30摂取後のGIP反応は,F-30摂取後より高くなった(P<0.05)。さらに,FB-30とF-30間のGIP増分の差は,インスリン値と有意に正の相関性を示した。これらの結果から,高含有量の飽和脂肪酸がGIP分泌の増加を介して食後インスリンの放出を刺激することが示唆された。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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食用油脂,マーガリン  ,  代謝異常・栄養性疾患一般  ,  脂質の代謝と栄養 
タイトルに関連する用語 (5件):
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