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J-GLOBAL ID:201402202388670200   整理番号:14A0942405

名張川上流にある3つのダムにおける統合及び共同ダム管理による効果的洪水調節

Effective Flood Control Through Integrated and Collaborative Dam Operation at Three Dams in the Upper Nabari River
著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 540-546  発行年: 2012年10月01日 
JST資料番号: F1399A  ISSN: 1881-2473  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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台風18号に伴う豪雨が,関西地区名張川流域を,2009年10月8日の早朝,洪水氾濫で脅かした。名張川は,淀川流域の支流であり,大阪市から通勤可能距離にある住宅地域である名張市を流れる。名張川の上流には,水資源機構(JWA)の支所である,木津川ダム総合管理所(KIDCMO)が管理する3つの多目的ダム(青蓮寺ダム,比奈知ダム及び室生ダム)がある。3つのダムから豪雨が流れ下ったので,所定の洪水管理規則によるダムの通常管理では,名張市を洪水氾濫から救うことはできないと思われた。そこでJWA及び国土交通省(MLIT)は,同市の洪水氾濫を回避するため,3つのダムの共同管理を実施した。この場合,名張川の水位,降雨条件及び貯水能力を考慮して,流入量が計画洪水量に達する前に,3つのダムの洪水管理を,早期段階で始めた。管理中,ダムからの解放を速やかに,また最新の予報技法及び流出解析に基づいて,貯水池の全洪水管理能力の効率を最大化するために,3つのダムの共同管理によって適切に変化させた。改良降雨予報技法及び流出解析モデルを使用して,弾力的運用プロトコルの効果的利用を可能にした。この管理により,名張設計管理点での水位を1.5m低下させ,約1,200世帯を洪水氾濫から救った。近年の気象変化を考慮すると,豪雨の頻度の多い可能性がある。この弾力的運用の適応性の証明は,下流での洪水損傷抑制のみならず,ダムによる洪水調節の将来展望のためにも意味がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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洪水対策 

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