抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ここでの目標は,典型的な空冷データセンタのシミュレーションのための正確で(~1°C 2乗平均平方根誤差)実用的な(~102mmセルサイズのグリッド)計算流体力学(CFD)モデルを開発することである。データセンタのCFDシミュレーションを改善できるモデリングファクタを同定するために広範囲なCFDパラメータ研究を行う。IT業界では,冷却の必要性を減少できる施設の設計に用いるために,高電力密度開放通路空冷データセンタにおける熱分布を正確に予測できるCFDモデルに対する要求がある。現在のCFD実習を用いて,一つの高電力ラックを備えた小型のデータセンタセルを最近詳細に評価すると,CFD結果が正確ではないことが分かった。シミュレーション結果は,データセンタ内の顕著なホット/コールドスポットを示したが,一方,テストデータは非常に拡散していた。このことは,CFDモデルが冷たいタイルフローと暖かい室内空気と共に熱いラックの排気フローとの混合プロセスを過小予測していることを示す。ここでは,この誤差に寄与するCFDモデリング問題を特定するために,パラメータ研究を行った。実験と計算の調査を結合して,完全に開いた表面とした穴のあいた表面(例えば,穴のあいたタイルと排気ドアラック)に課せられた境界条件が,誤差の主な源であることが分かった。この方法は,正確な質量流束を把握するが,初期の噴射運動量を過小評価する。これらの穴の開いた表面に対して提案された運動量源モデルは著しくCFD結果を改善することが分かる。CFD予測を改善するもう一つのCFDモデリング改善は,CFDモデルにおける穴のあいた表面のいくつかのある程度大規模な幾何学的特徴(例えば,ランド/ギャップ)を含むことであるが,この改善は,典型的に実際に用いられるものよりも細かいグリッドを用いる必要がある。