文献
J-GLOBAL ID:201402202469465601   整理番号:14A0153200

重水を利用した重水素化炭化水素の合成方法の開発

著者 (1件):
資料名:
号: 15  ページ: 5-7  発行年: 2013年02月01日 
JST資料番号: L3046A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
重水分子の重水素をデューテリド(D-)として極性変換し,重水を用いた求核的な還元反応によって,重水素標識化した炭化水素化合物の合成方法を開発することを目的とした。リン-水素結合を有する6配位リン化合物を合成し,重水が共存する反応条件においてリン化合物の水素が重水素へと置き換わり,なおかつそれを用いたデューテリド還元によって重水素が基質である炭化水素化合物へと導入される反応系を構築した。リン原子の6配位状態を安定化する電子求引性二座配位子をリン原子上に二組有する5配位リン化合物に対して,LiAlH4,水,Et4NBrを順次作用させることにより,リン原子上に二つの水素原子を有する6配位化合物を合成した。合成時に用いる溶媒の違いによって二つの異なる異性体1a-TEA及び1b-TEAが得られた。得られた6配位リン化合物に重水を作用させてプロトン交換の反応性を検討したところ,いずれもリン原子上の水素原子が重水分子の重水素原子と交換することがわかった。6配位リン化合物の水素がヒドリドとしての反応性を示すかどうかを明らかにするためにアルデヒドとの反応を行ったところアルデヒドのヒドリド還元が進行し,対応するアルコールが得られた。重水とのH-D交換反応及びカルボニル化合物の還元反応をワンポットで行ったところ,重水素化されたアルコールが生成した。重水素分子を形式的にデューテリド源として利用するカルボニル化合物の求核的重水素化反応を室温の温和な条件で実現できた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
置換反応  ,  同位体交換 
物質索引 (2件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る