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J-GLOBAL ID：201402202636907859   整理番号：14A0437584

約30年曝された無塗装仕様耐候性鋼橋のさび評価と腐食減耗特性

著者 (4件)： 下里哲弘 (琉球大 工) ,  本田博幸 (琉球大) ,  有住康則 (琉球大 工) ,  淵脇秀晃 (琉球大 工)
資料名： 鋼構造論文集  (Steel Construction Engineering)
巻： 21  号： 81  ページ： 79-87  発行年： 2014年03月25日 
JST資料番号： L5269A  ISSN： 1880-9928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現行基準制定前に建設され異なる架橋環境下に約30年曝された無塗装仕様耐候性鋼橋を対象とし,架橋地点の腐食環境調査とさび評価を検討した。沖縄県内の市街地と河川部の異なる2橋を対象とし,気温湿度計測および飛来塩分捕集の腐食環境調査とさび外観目視観察およびさび厚さ計測のさび調査を行った。試験鋼板の曝露試験から腐食減耗量を推定し,30年経過の耐候性鋼橋の腐食減耗特性を評価した。現行基準のしきい値(0.05mdd)の2倍程度の飛来塩分環境における耐候性鋼橋において,30年経過後のウェブ下端およびウェブ上部のさび評価は正常であった。下フランジ上面は要観察の評価であった。曝露試験結果より,飛来塩分量と腐食速度は高い相関性を示した。

シソーラス用語： *橋 ,  鋼構造 ,  *耐候性鋼 ,  環境 ,  腐食 ,  重量損失 ,  塩分 ,  *塩害 ,  曝露試験 ,  腐食速度 ,  さび ,  永年変化 ,  *鋼橋
準シソーラス用語： 飛来塩分 ,  腐食環境 ,  腐食減量

分類 (2件)： 鋼橋  (RC06020J) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (13件)：

• 西川和廣:道路橋の寿命と維持管理,土木学会論文集, No.501/I-29, pp.1-10, 1994
• 下里哲弘,村越潤,玉城善章,高橋実:腐食により崩壊に至った鋼橋の変状モニタリングの概要と崩壊過程,橋梁と基礎, Vol.43, pp.55-60, 2009.11
• 三木千壽,市川篤司:現代の橋梁工学-塗装しない鋼の橋の技術最前線-,数理工学社, 2004.
• 建設省土木研究所, (社)鋼材倶楽部, (社)日本橋梁建設協会:耐候性鋼材の橋梁への適用に関する共同研究報告書(XX)-無塗装耐候性橋梁の設計・施工要領(改定案)-,共同研究報告書第88号, 1993.3
• (社)日本道路協会:道路橋示方書・同解説II鋼橋編, 2002.3

タイトルに関連する用語 (7件)： 塗装 ,  仕様 ,  耐候性鋼橋 ,  さび ,  評価 ,  腐食 ,  減耗