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J-GLOBAL ID:201402202832605828   整理番号:13A1724573

チベット,ラサ地域からの10kaBP以降の植物蛋白石と花粉記録

The Phytolith and Pollen Record since 10 ka BP From the Lhasa Region, Tibet
著者 (9件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 588-606  発行年: 2013年 
JST資料番号: C2553A  ISSN: 1000-9515  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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この論文はチベット,ラサの唐家渓谷の河川テラスの説明を提示し,選択したタイプの植物蛋白質と花粉を代替指標として用い本研究域の古気候を研究し,10kaBP以降の古い気候と植生変化を調べた。その結果によると,10.2と8.9kaBPの間に,卓越する植物蛋白石は寒冷型で,卓越する植生タイプは草地-森林であった。このことは,その気候が冷涼-湿潤から冷涼-乾燥へ変動し,後で冷涼-湿潤気候に戻ったことを示した。8.9と8.1kaBPの間に,植物蛋白石の主なタイプは,葉状,亜鈴型,多面体であった。このことは,その植生が森林-草地から成り,その時期の気候がより温暖になっていることを示唆する。8.1と6.7kaBPの間に,植物蛋白石群集の温暖指数は次第に増加し,一方,胞子と花粉の群集によると,その植生は硬材を有する森林であった。このことはその古気候がこの時期に極めて温暖であったことを示唆した。草本植生は徐々に増加し,その気候が7.5kaBP以降,より寒冷になったことを示唆する。6.7と4.6kaBPの間に,葉状と帽子型のような寒冷タイプの植物蛋白石が見出された。同時に,その花粉集合によると,植生は草地から森林にシフトし,それから草地に戻った。このことは,気候が寒冷-乾燥から冷涼-湿潤に変動したことを意味する。4.6と1.9kaBPの間に,植物蛋白石の卓越タイプは寒冷タイプであり,その温暖指数は0.04~0.28の範囲であり,草本植生が被覆し,気候が寒冷であったことを示唆する。1.9kaBPからの植物蛋白石温暖指数によると,気候は連続的に減退し,ほとんどの花粉群集はChenopodiaceaeとArtemisiaから成る。この結論は,気候がますますより寒冷になっていたことを示す。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
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生態学一般  ,  層位学,地史学,古地理学一般 
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