抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,2000年代以降急速に工業立地が進んでいるインドヒマーチャル・プラデーシュ州(HP州)を取上げ,工業開発のプロセスと工業集積の要因を検討した。その結果,下記の点が明らかになった。1)中央政府とHP州政府による工業化政策が工業集積を促進した。2)バッディ地域は山岳州の中にあってわずかな平坦部に位置しており,操業コストを低く抑えることのできる立地条件の良い場所であり,低操業コスト地帯となる。3)バッディ地域はチャンディーガル都市圏に近接していることから,バッディ地域の企業は一部のスタッフ,エンジニアの居住地域や主要調達先,本社所在地といった点においてチャンディーガル都市圏との連関を有している。以上の3点がバッディ地域における工業集積の主な要因となり,HP州最大の産業集積地域を形成するに至ったと捉えられる。