抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非接触でインペラを支えられる磁気浮上技術は高耐久かつ長寿命の必要な人工心臓に必須の技術である。磁気浮上を用いて回転子を回転するセルフベアリングモータの開発と人工心臓への応用が進んでいる。本報告では,ラジアル型セルフベアリングモータの設計時間短縮と計算精度改善のために,磁気支持特性の推定式を提案した。12突極の固定子と磁石の中央を基準として並行に着磁されている8枚のセグメント磁石を持つ表面磁石型回転子で構成されるセルフベアリングモータを解析対象とした。電磁力の周方向成分も考慮し,かつ磁束密度分布を矩形波とすることにより,精度よく推定可能な径方向の磁気支持力の推定式を導出した。また,負バネ力の推定式も導出した。推定式の結果と有限要素法による2次元磁場解析に基づく計算結果を比較した。推定式の結果は磁場解析の結果より磁気推進力は15%低く,負バネ力は9%高い値であり,推定式は簡易解析用として十分使用可能であることを確認した。