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J-GLOBAL ID:201402203798459198   整理番号:13A1954809

ブラジル,Pernambuco州での化学殺虫剤テメホスに対するCulex quinquefasciatus(双翅類:イエカ科)個体群の感受性状態

Susceptibility status of Culex quinquefasciatus (Diptera: Culicidae) populations to the chemical insecticide temephos in Pernambuco, Brazil
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資料名:
巻: 69  号: 12  ページ: 1307-1314  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: C0146B  ISSN: 1526-498X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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C.quinquefasciatus(C.qu)は種々のヒトの病気を媒介するベクターであると共に,公衆衛生にとって重要な多くのアーボウイルスを運ぶこともできる。Pernambuco(PE)州Recife県の幾つかの地域ではC.quや細菌毒物に対する感受性が変化した個体群の生物防除への幼生食性のBacillus sphaericus Neideの利用が紹介されてきたが,大部分の地域ではこれらベクター防除には全く殺虫剤を利用していない。しかし,デング熱や都市型黄熱病のベクターであるAedes aegypti(L.)の防除には未だに有機リン酸塩(OPs)やピレスロイド類(PYs)が用いられている。OPsの中でもテメホスはブラジルの防除計画で最も普通に利用される殺幼虫剤である。この殺虫剤の集約的利用はC.qu個体群にも影響を与え,Ae.aegypti防除へのOPsの利用はCulex(イエカ属)個体群の自然淘汰による耐性誘発を起こしているが,標的種ではこの殺虫剤に対する感受性が維持されていることも実証されている。この検討の目的はAe.aegyptiを標的にしたテメホスの集中的利用地域でのC.qu個体群のテメホスに対する感受性状態の評価である。PE州の6か所でC.qu試料を卵として収集した。WHOの標準法に二次的変更を加えて3齢幼生によるテメホスに対する感受性レベルの最低3回反復でのLC50およびLC95によるバイオアッセイを実施した。この検討により次のような主要結果を得た。1)Santa Curz do Capibaribe(SC)のイエカ類だけがテメホスに対する感受性状態に変化があり,その他の個体群では感受性を維持している。2)化学殺虫剤に対する耐性機構が天然の個体群中には存在し,それはA.aegyptiを防除するためのこの殺虫剤の利用によるテメホスに対する間接的な淘汰があったことを示している。3)イエカ科の天然個体群中に耐性対立遺伝子が存在することは,この種を標的にした将来の防除戦略に対する脅威を示している。4)2003年以来Recife地域では耐性報告が無いBacillus sphaericusやB.thuringiensis israelensisの循環利用は良い選択肢であり得る。
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分類 (2件):
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害虫に対する農薬  ,  動物に対する影響 
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